こんにちは。週末はかなり冷え込みましたが、本日はかなり暖かいですね。
さて、センター試験まで10日とすこし。これまでは仲間達と取り組んでいた受験勉強も、ここからは孤独な戦いへとシフトしていきます。ひとりで戦っていると、不安や焦りにとりつかれたときにそれをほぐしてくれる人がそばにいません。
これは試験本番でも同じこと。試験前も試験中も、いかに自分の精神を実力を発揮できる状態で保てるか、というのが今後の肝となってきます。
どんなときにも忘れないでいてほしいのは、「これまでの受験勉強は自分ひとりでおこなってきたのではなく、試験結果も自分ひとりの結果ではない」ということです。
不安や焦りというのは、「自分はもっと上手くやれるのではないか」「自分はもっとこうすれば良かったのではないか」といった思いが根っこにあるもの。
これまで十分頑張ってきた自分に対して、さらに高望みをしている状態でもあります。それは苦しくて当然ですよね。
ここまできたら、必要なのは今までの自分の努力を自分自身がきちんと評価し、その延長としてなすべきことをし、その集大成を試験会場に持ち込むこと。
これだけです。もう必要以上の高望みは必要ありませんよ。
本日は、久しぶりにTED動画をご紹介してみます。
世界的ベストセラーを果たした作家が次回作へのプレッシャーと戦うにあたりどのように心を保てばよいかということを、昨年ハリウッドで映画化された『食べて、祈って、恋をして』の原作者エリザベス・ギルバートが論じています。
ここでは「創造性」がテーマですが、彼女が述べている“心の持ちよう”は受験期の生徒にも参考になると思います。
創作も受験も、自分にかかる期待が重くのしかかるのは一緒。本番に「自分の頭の中にあるもので勝負する」という点でも一緒。
焦りと不安のあまり脳みそが機能停止しそうになったとき、必要以上に自分を責めたり諦めたりしてしまっては,これまでの努力が無駄になります。そうならないための“心の持ち方”とは?
20分近くの長編ですが、息抜きがわりに観てみてください。時間のない人は開始後7分前後からどうぞ。
エリザベス・ギルバート「創造性を育むには」