日本選手の史上最多メダル獲得に沸いたロンドンオリンピックが終わりましたね。
金メダルは少なかったにせよ、こうも毎日メダルのニュースを聞けたのは本当に珍しいことです。
“受験の天王山”を一心に戦っている高3生も、ニュースなどで選手達の戦いぶりを目にする機会があったのではないでしょうか。関係のない遠い世界の出来事と感じたかもしれませんが、真剣に受験勉強に打ち込んでいる人ほど、実はテレビの中の彼らと近いところにいたのです。目指すゴールと内容が違うだけで、努力の過程は同じだからです。
テレビの中で、様々な色のメダルを首にかけた選手達は、様々な表情をしていました。銀メダルをかけて悔しそうな顔をしている選手がいれば、銅メダルに涙を流して喜んでいる選手もいました。
選手によって目標は違いますから、この際メダルの序列は関係ありません。では選手達の表情の明暗を分けたのはなんだったのか。それは、本番で実力を発揮し、4年間にわたって自分のしてきた努力に見合うだけの結果をつかむことができたかどうか、です。そして本番の舞台で失敗してしまったとしても「やれるだけのことは全てやった、悔いはない」と納得できているかどうかです。
高3諸君の“本番”は約半年後。中学生〜高2諸君にはまだ少し間がありますね。入学試験で最高の力を発揮できるような本気を。そしてもし万が一結果が出なかったとしても「悔いはない」と思えるだけの全力を。
31歳で最初で最後の大舞台に臨み、見事金メダルを獲得した女子レスリング小原日登美選手の試合後の言葉をご紹介します。「諦めず頑張りつづければ夢は叶う。大事なのは、その過程だと思います」。
暑い日が続きますが体調管理に気をつけて、がんばりましょう。