東京で1日通しての最低気温が観測史上初めて30度を超えたり、全国観測史上最高の41.0度が高知県四万十市で記録されたり(同市ではなんと3日連続40度超えを記録)……。
数年前までは、最低気温が25度を超える夜を「熱帯夜」と呼んで暑さによる体調低下を恐れたものですが、今となっては25度がなんと涼しく感じられることか。
「ゲリラ豪雨」ともよばれる局地的大雨が全国でこうも頻繁に、しかも大きな被害を伴って発生するのも、つい5,6年前までは考えられないことでした。
普段どおりに生活していて、ただ「暑い」というだけで人が亡くなる時代。梅雨でも台風でもなく、たった1時間の雨で土砂崩れや洪水が起こる時代。そしてこれらの現象が一過性のものではなく、今後ますます苛烈になってゆくことが想像される現代に、皆さんは生きています。
20年前には「バブル世代」が好景気に乗って数年間のお祭り騒ぎを体験し、10年前には「ゆとり世代」が教育制度に甘やかされて過ごしましたが、環境がめまぐるしく変わる現代にあっては、親も、政府も、皆さんを守りきることはできません。周りを見、予測を立てて、自分で自分を守るすべを持たなければ、無傷で生きることが難しい世の中になってきています。
皆さんは今後、これまでの数十年間に一般的な日本人に必要とされてきた以上の「強さ」を求められているのです。
生き残るための強さを求められる世の中ーーそれは考え方によっては「血湧き肉踊る世の中」とみることもできますね。戦う気持ちが生まれ、自分をレベルアップさせる原動力が増しますから。さて、ではその「強さ」はどのように戦えば得られるのか?
それはまず、己を知り、環境を知ることから始まります。無理をして体を壊してしまっては生き残れません。向こう見ずな行動を続ければ災難に遭います。
そう、このブログでも日々お話しているように、「賢さ」と「意志」を育むことです。自分の力を発揮しやすい環境を自分で整えながら、目標に向かい諦めない努力です。
暑さとうまく折り合いをつけながら、精進していきましょう!