<新高3以下>教科別の勉強法

今回は,教科別に注意したほうがよいことをまとめます。

大学入試の出題のシステムから考えて,「英語と国語」を1つのグループ,「数学,社会系,理科系科目」を1つのグループとします。
さて,何を基準にグループ分けしていると思いますか?
これは皆さんが普段学校で受けている定期テストや教科書学習が受験勉強に直接結びつきやすいか,そうでないか。

現役生が,学校の勉強と受験用の勉強を完全分離して勉強するのはなかなか大変ですし,効率も悪いですね。これまでの当塾での指導通り,普段のテスト勉強が使える科目はうまく利用するのがポイント。

まず英語と国語ですが,たとえば英文法や単語,国語なら古文文法などはそのまま知識として仕入れたものを使えます。ただ英語と国語の定期テストは読解系がメインで,「その学期で覚えたことや理解したことを使って解く」というものが多いはず。よって,学校の授業・テスト勉強とは別に,英語なら単語帳を進めたり,問題集で短文読解を行う,文法の復習をする,国語なら古文文法を極めるといった「分野別の勉強」をメインにするのがよいでしょう。

一方,数学や社会,理科系科目は学んだことがそのまま出題される問題と,それを応用する問題の2パターンと考えてください。
定期テストでは出題範囲もしっかり決まっていますから,そこまでの内容を極めるつもりで勉強していけば,自動的にその分野の知識や考え方が定着していくことになります。
こまめに進めておけば後で勉強が楽になりますから,3学期はまずは定期テストの範囲を極めること。
そして春休みにまとまった時間のあるときは,2年生までの定期テスト範囲を目安にして復習すると効率よく勉強できます。

このように,教科によって普段の勉強が利用できるもの,別枠として勉強したほうがよいものを分けて考えると効率がかな上がります。