東洋英和女学院中学部・高等部に通うご家庭へ
「敬神奉仕」の6年間を、学力にもつなげる——“毎日の積み上げ”が効く学校だからこそ、復習設計で安定させる
東洋英和女学院中学部・高等部は、東京都港区六本木にあるキリスト教(プロテスタント)系の女子校です。
1884年創立以来、「敬神奉仕」を学院標語として掲げ、学力だけでなく人格・教養・奉仕の姿勢を育てる教育を大切にしています。
一方で東洋英和は、英語・数学を含めて日々の宿題/小テスト/少人数での発話・発表など、“毎日の積み上げ”がそのまま成績差になりやすい環境です。
ここでは、とくに相談の多い数学・英語を中心に、東洋英和らしさを活かしながら得点を安定させるポイントを整理します。
東洋英和の数学カリキュラムとつまずきやすいポイント
「代数/幾何」で筋道を作り、少人数×先取りで伸ばす——だからこそ“取りこぼし”が怖い
東洋英和の数学は、代数と幾何に分けて学ぶ編成で、系統立てた教材を用いながら数学的な考え方を育てる方針です。
また、中2以降は約20名規模の学習環境になり、中3以降は習熟度別・少人数で、きめ細かく進みつつ高校内容の先取りも進める設計です。
数学でよくあるつまずき
- 先取りで進むぶん、「分かった気がする」まま次へ行き、後から“どこが穴か”が分からなくなる
- 代数・幾何の学びが並行することで、復習の順番が崩れ、定期試験前に整理が間に合わない
- 証明・条件整理(場合分け/定義の確認)を省いて失点が続く
リープエンジンでのサポート(数学)
- 「代数/幾何」の学びを復習順に並べ替え(毎週:穴埋め→確認テスト→解き直し、までを固定化)
- “先取りで進む学校”向けに、単元ごとの必須問題を絞って「1周を早く終える」設計へ
- 答案の途中式・論理の書き方を添削し、失点の型(条件落ち/場合分け漏れ/符号・計算)を潰す
英語教育の特徴と対策
NEW TREASURE+発表・対話——“英語を使う量”が多いから、語彙・文法の穴が結果に直結
東洋英和は英語教育で「世界で通用する英語能力」の育成を掲げ、4技能を土台に「対話力」を育てる方針を明確にしています。
中学部では教科書に“NEW TREASURE”を使用し、やり取り・発表などの活動を通じて「間違いを恐れず英語を使う」姿勢を育てます。
また、約20名のクラスで日常的に指名・宿題があり、小テストや補習も随時行われ、さらに中3以降は習熟度別で指導する仕組みです。
そのほか、英語礼拝(英語のみで行う礼拝)やEnglish Dayなど、学校生活の中に英語の実践機会が組み込まれています。
英語でよくあるつまずき
- 活動・発表はできるのに、語彙・文法・語法の穴が残り「テストで点が安定しない」
- 本文の復習が“訳の見直し”で止まり、構文(SVOC)まで戻れない
- スピーチ/エッセイで、主張の型(結論→理由→具体→まとめ)が固定されず、内容が薄くなる
リープエンジンでのサポート(英語)
- NEW TREASURE本文をチャンク→構文→要約まで1セット化し、「読める」を「解ける」へ接続
- 習熟度別に合わせて、語彙・文法の最短補修ルートを設計(毎週の小テストで穴を可視化)
- スピーチ/英作文はテンプレ(型)を先に固定し、提出・発表が“上達の装置”になるよう継続添削
東洋英和の定期テストと、6年間を見通した学習計画
“毎日回る学校”だからこそ、家庭側は「復習が自動で回る仕組み」を先に作る
東洋英和では、礼拝や聖書の学び、奉仕(ディアコニア)などを教育の核として位置づけています。
さらに中学段階から高校範囲を先取りする学び、長期休暇中の受験指導講習など、“積み上げ型”の学習設計が組まれています。
こうした環境で成績を安定させるコツは、気合いではなく復習と提出物が毎週自動で片付く運用を作ることです。
定期テストに向けた進め方(例)
- 2週間前:数学=必須問題を1周/英語=本文(音読・構文)+語彙・文法を一通り
- 1週間前:小テスト範囲・提出物・配布プリントを「失点源つぶし」に集中(間違いだけ集約)
- 直前:ミスの型だけ最終確認(数学=条件・符号・場合分け/英語=語法・時制・語順)
推薦・一般入試まで含めて、東洋英和の6年間を“伸び続ける学び”に
東洋英和は、海外研修・留学制度も含めて国際教育を用意し、挑戦の機会を広げています。
進路面でも、推薦制度を含む多様な進学ルートを見据えて、早期から学力と表現力を育てる土台を作れます。
その価値を最大化するカギは、「学校の良さ(英語実践・少人数・キリスト教教育)を残したまま、勉強を仕組み化する」こと。
リープエンジンでは、中高一貫校専門塾として、東洋英和の学習リズム(少人数・習熟度別・先取り)に合わせ、必要なところだけ伴走します。