横浜雙葉中学高等学校に通うご家庭へ
「山手の6年間」を伸びに変える——“つなぐ”教育に、復習設計と得点設計を接続する
横浜雙葉中学高等学校は、横浜・山手エリアに位置するカトリック系の女子校です。創立の源流は、1872年に横浜へ上陸した修道女たちにさかのぼり、学校としては1900年に女子教育を開始した歴史を持ちます。
落ち着いた校風の中で「学びを深める」ことに強みがある一方、成績を安定して伸ばすには、学校の教育方針(重視点)と授業量(回す量)に沿って、家庭学習を“仕組み”として設計しておくことが近道になります。
横浜雙葉の教育理念と学びの方向性
キーワードは「つなぐ」——知性・感性・責任を6年間で育てる
横浜雙葉は、キリスト教的価値観にもとづき「自身を深め、高め、人とかかわり、世界をつなぐ生き方」を目指すことを明記しています。
また学校目標として「人と世界、未来をつなぐ」を掲げ、その中身を
①たくましい知性/②開かれた感性/③未来への責任
の3点として示しています。
この方針は、言い換えると「一度わかったら終わり」ではなく、理解を使って考え・表現し、学びを次へ接続していく学校だということです。
だからこそ家庭学習は、気合いよりも復習の“回転設計”(いつ・何を・どの深さまで)を先に作るほど成果が出やすくなります。
横浜雙葉の数学カリキュラムとつまずきやすいポイント
中学は数学が毎週5コマ——「積み残し」が出ると差が広がりやすい
横浜雙葉の中学課程では、数学は中1〜中3で各学年週5コマが配当されています(外国語は各学年週6コマ)。
この授業量は、定期テストで点を取るための演習量も確保できる一方で、理解が浅いまま進むと「積み残し」が連鎖しやすい配当でもあります。
数学でよくあるつまずき
- 解法の暗記で止まり、条件整理・方針決定(どの道具で解くか)が安定しない
- 間違い直しが「解き直した」で終わり、次に同型で落とす(ミスの型が残る)
- テスト前に教材・プリントの優先順位が崩れて、仕上げ切れない
リープエンジンでのサポート(数学)
- 学校教材・プリントを単元別に整理し、「得点に直結する順」に学習を並べ替え
- 解法は「方針→手順→典型ミス」まで含めて1枚に集約(復習のしやすさ最優先)
- テスト2週間前に“1周完了”できるよう、週次で計画→実行→修正を固定化
英語教育の特徴と対策
中学は外国語が週6コマ——量がある学校ほど「回し方」で差がつく
横浜雙葉の中学課程では、外国語は中1〜中3で各学年週6コマが設定されています。
さらに高校課程でも、英語コミュニケーションⅠ〜Ⅲと論理・表現Ⅰ〜Ⅲが段階的に置かれ、加えて「Intensive Learning」や「英語特講」などの科目も編成されています。
英語でよくあるつまずき
- 本文理解に寄り、語彙・文法の穴が増える(“読める気がするのに点が出ない”)
- 復習が「訳の見直し」だけで、構文(SVOC)まで戻れていない
- 英作文・記述で、使える型(主張→理由→具体→まとめ)が固定されない
リープエンジンでのサポート(英語)
- 本文をチャンクで区切り、音読→構文→要約までを1セット化(“読める”を“解ける”へ)
- 文法は「品詞と働き」から整理し、和文英訳・英作文のミスを減らす
- 答案の改善を前提に、段落テンプレートで英作文を継続添削
定期テストと探究・宗教教育を両立させる学習計画
行事や探究がある学校ほど、家庭学習は「短く・高頻度」が強い
横浜雙葉は中学で「宗教(各学年週1)」が置かれ、総合的な学習の時間も学年に応じて配当されています。
こうした“教科以外の学び”が厚い環境では、家庭学習は長時間を気合いで確保するより、短い復習を高頻度で回して積み残しをゼロにする運用が合います(学びの軸がブレにくいからです)。
定期テスト2週間前からの進め方(例)
- 2週間前:学校教材を1周(英語=本文・語彙・文法/数学=例題・基本問題を優先)
- 1週間前:プリント・小テスト範囲を“失点源つぶし”として回す(間違いだけ集約)
- 直前:ミスの型(計算・符号・条件落ち/語法・時制・語順)だけ最終確認
横浜雙葉の6年間を、推薦・一般入試までつながる学びに
横浜雙葉が大切にするのは、知識量だけではなく、「つなぐ」人としての知性・感性・責任を育てることです。
その価値を最大化するカギは、学校の良さを残したまま、勉強を仕組み化すること。
リープエンジンでは、中高一貫校専門塾として、横浜雙葉の授業量(中学:数学週5・外国語週6など)と教育方針を前提に、定期テストで結果を出しながら、受験まで伸び続ける学び方を一緒に作ります。
「うちの子の学校、ここまで分かってくれているんだ」
そう感じていただける粒度で、必要なところだけ伴走します。