田園調布雙葉中学高等学校

田園調布雙葉中学高等学校に通うご家庭へ

「徳においては純真に 義務においては堅実に」──“出会いとかかわり”を通して、自分の力を他者のために使える人へ

田園調布雙葉中学高等学校は、東京都世田谷区玉川田園調布にあるカトリック系女子校(中高一貫)です。
校訓は「SIMPLE DANS MA VERTU FORTE DANS MON DEVOIR(徳においては純真に 義務においては堅実に)」。
学力だけでなく、祈り・行事・生徒会活動・部活動・愛徳活動(奉仕)などの多様な場面での経験を通して、
自分を見つめ、他者と助け合い、社会に目を開いていくことを大切にしています。

また田園調布雙葉は、一般的な“中学受験で入学する中高一貫校”とは少し違い、
基本的に幼稚園または小学校からの入学が中心(欠員がある場合に限り編・転入)という点も特徴です。
同じ仲間と長い時間を過ごすからこそ、学習の課題も「その場しのぎ」ではなく、
中1からの積み上げがそのまま中3・高1、さらに高2・高3へとつながります。

アクセス面では、校地は落ち着いた住宅街の中にあり、学びに集中しやすい環境です。
(〒158-8511 東京都世田谷区玉川田園調布1-20-9)

進路も、国公立~早慶上智などの難関私大、医歯薬・芸術系など幅広く、
「得意を伸ばして、自分に合う進路を選ぶ」校風が進路選択にも表れています。


数学カリキュラムと勉強のポイント

“わかったつもり”を残さない:授業の理解→演習→解き直しの型づくりが最重要

田園調布雙葉の数学で成績が安定する生徒に共通するのは、
「授業で理解した内容を、その週のうちに“自力で解ける状態”まで仕上げる」習慣があることです。

中高一貫校の数学は、単元が進むほど前提知識が増えます。
一度つまずくと、その後の単元で「なんとなく分からない」が連鎖しやすい科目でもあります。
だからこそ、テスト前だけの詰め込みではなく、
日々の演習・解き直しを“ルーティン化”できるかどうかが分かれ道になります。

数学でよくあるつまずき

  • 計算の精度(符号・分数・展開/因数分解など)が不安定で、解法以前のミスで落とす
  • 式変形や途中式が飛びがちで、「どこで間違えたか分からない」状態になる
  • 課題やプリントを“こなすだけ”になり、解き直しがテスト前に回ってしまう
  • 苦手単元を放置したまま次に進み、苦手が固定化する

リープエンジンでのサポート(数学)

  • 学校で使う教材・配布物を整理し、「まずここを完璧にする」優先順位を明確化
  • 単元ごとに、典型問題の“解法パターン”を言語化して定着(途中式の型、見直し手順まで)
  • 定期テストに向けて、1〜2週間前からの解き直し計画を一緒に作成し、回転数を確保
  • 苦手単元は「戻り学習→演習→確認テスト」で穴を塞ぎ、次の単元へつなげる

英語・国際教育の特徴と対策

“英語を使う場”が多い学校だからこそ、4技能の基礎を日常学習で固める

田園調布雙葉では、中学で週1回、ネイティブ教員による少人数分割授業があり、
高校でも選択授業の一部をネイティブ教員が担当するなど、運用力を意識した学びがあります。

また、国際交流・留学制度として、オーストラリア(メルボルン)での約2か月の「ターム留学」、
シンガポール姉妹校との交流、横浜の姉妹校サンモール・インターナショナルスクールとの交流など、
学校として複数の機会を用意しています。

さらに近年は、英語力の到達度を測る取り組みとして外部検定の導入・活用が進み、
英語学習の“目標設定”がしやすい環境です。
(※学年・年度により扱いは変わるため、在校生は学校からの案内に合わせて取り組むのが確実です。)

英語でよくあるつまずき

  • 単語・熟語の暗記が「テスト前だけ」になり、長文で毎回つまずく
  • 音読が続かず、読むスピードが上がらない(結果として時間内に処理できない)
  • 文法は分かったつもりでも、英作文になると書けない(型がない)
  • リスニングやスピーキングが後回しになり、学校の取り組みを活かしきれない

リープエンジンでのサポート(英語)

  • 学校の進度に合わせて、「単語→本文精読→音読→演習→英作文」の順番を固定し、毎週回せる量に分解
  • 英文を“かたまり”で捉える読み方(構文・修飾関係)を指導し、読解と英作文を同時に強化
  • 和文英訳・自由英作文を定期的に添削し、「伝わる英文」に直すポイントを蓄積
  • ネイティブ授業・国際交流の機会を“成果”につなげるために、発音・シャドーイング・瞬間英作文を習慣化

定期テストと6年間を見通した学習戦略

“テスト前に慌てない子”は、中1から「型」を持っている

中高一貫の6年間は、行事・活動が充実している一方で、
日々の課題や小テストを積み上げないと、忙しさに押されて成績が不安定になりやすい時期でもあります。

おすすめは、中1・中2のうちに次の3点を“当たり前”にすることです。

  • 宿題・小テストの準備を「直前ではなく週内で完結」させる
  • ノート・プリント・提出物を整理し、「探す時間」をゼロにする
  • 定期テスト2週間前から「解き直し中心」に切り替える

高校に入ると、科目数・内容が増え、選択科目も絡んで時間割が複雑になります。
そのときに効いてくるのが、早い段階で作った“学習の型”です。

リープエンジンが伴走できること

  • 学校の年間予定・行事・忙しい時期を踏まえた「無理のない学習設計」(6年間の俯瞰→当月→当週へ落とし込み)
  • 定期テスト2〜3週間前からの「やることリスト」を作り、優先順位と回転数を管理
  • “提出物は出しているのに点が伸びない”原因(解き直し不足・書き方不足・理解の抜け)を特定して改善
  • 高2・高3での志望校対策へスムーズに移行できるよう、基礎~標準の穴を早めに塞ぐ

田園調布雙葉の6年間は、学力だけでなく、人としての成長を大切にできる豊かな時間です。
その学びを大学受験、そしてその先の進路へつなげるために、
学校のリズムを理解した外部の伴走役を上手に使いながら、
「自分で学び、自分の道を選び取っていける力」を一緒に育てていきましょう。