聖光学院中学校・高等学校

聖光学院中学校・高等学校に通うご家庭へ

「紳士たれ」の6年間を、揺るがない学力に変える——先取りと深掘りを“復習設計”で支える

聖光学院中学校・高等学校は、神奈川県横浜市中区滝之上にある私立の男子・完全中高一貫校です。中学は1958年、高校は1961年に設立され、学校法人聖マリア学園が運営しています。
建学の精神はカトリック的世界観を土台にした人格形成で、校訓は「紳士たれ(Be Gentlemen)」として知られます。
アクセスは、JR根岸線「山手」駅から徒歩約10分が目安です。

そして何より、聖光の学習は「量」だけではなく「理解の密度」が高い。
授業の完成度が高い分、成績を安定させるには、家庭学習側で①復習のタイミング②教材(プリント含む)の回し方を“仕組み”として作っておくことが鍵になります。


聖光の数学カリキュラムとつまずきやすいポイント

先取りの速さより、「筋道」を要求される——“解法の説明”まで仕上げる必要がある

聖光の数学は6年間を見通して編成され、学年が進むほど授業設計も受験学力に直結する形へシフトします。高校段階では文理で授業時数が増え、学習の重心が一段上がっていきます。
また、学校では問題集や教員作成プリントを併用して授業を組み立てることが多く、教材運用の整理が得点差に直結しやすい環境です。

数学でよくあるつまずき

  • 解けたつもりで止まり、「なぜその方針になるか/条件は何か」が言語化できない(証明・論理で減点)
  • プリント・問題集が増えるほど、復習の起点が散らばる(どれを解き直せば点が上がるかが曖昧になる)
  • 難問に粘りすぎて、基礎〜標準の“取り切り”が崩れる(ここが得点差になる)

リープエンジンでのサポート(数学)

  • 学校教材(問題集・プリント・小テスト範囲)を出題源ベースで整理し、「次の試験で点になる順」に並べ替え
  • 「典型解法」ではなく、条件→方針→根拠→式変形までを1セットで再現する答案トレーニング(説明できる形へ)
  • 解き直しは“量”ではなく、ミスの型(条件落ち/場合分け漏れ/論理の飛躍など)を固定して潰す運用に

英語教育の特徴と対策

週7時間×少人数——「できる前提」の授業を、穴なく積み上げる

聖光の英語は授業時数が多く、少人数編成やネイティブ教員の指導を取り入れながら、4技能をバランスよく育てる設計です。
また、ICTを活用した学習や、オンライン英会話などのアウトプット機会も組み合わさるため、「授業で伸びる構造」は強い一方、家庭学習での復習が曖昧だと穴が残りやすい特徴があります。

英語でよくあるつまずき

  • 読む量はこなしているのに、文法・語法の穴が残り「読めるけど解けない」状態になる
  • 少人数・会話がある分、アウトプットは増えるが、家庭学習が復習になっていない(その日の授業が翌週に残らない)
  • 英作文で「言いたいこと」はあるのに、型(主張→理由→具体→まとめ)が固定されず点が安定しない

リープエンジンでのサポート(英語)

  • 本文は音読→構文(SVOC)→要約を1セット化して、“理解した英文”を増やす
  • 文法は「知識」ではなくミスを減らす道具として再設計(頻出の誤りだけを集約して反復)
  • 英作文は段落テンプレートを固定し、添削→書き直しまでを前提にして得点化

SSH・探究型の学びを、受験学力と矛盾させない

聖光は探究・発表・研究の機会も豊富で、大学入試においても“思考の深さ”として効いてきます。
ただし日常学習が崩れると逆効果になり得るため、重要なのは探究を「特別イベント」にせず、日々の復習設計(英数の基礎運用)の上に積むことです。


定期テストと6年間を見通した学習計画

成績が伸びる子ほど、「普段の復習が短く、テスト前が軽い」

聖光の学習は高密度だからこそ、テスト前にまとめて頑張る方式は不利になりやすい。
家庭側は気合いではなく、毎週回る復習ループを先に作ってしまうのが勝ち筋です。

定期テストに向けた進め方(例)

  • 2週間前:学校教材を“1周完了”(英語=本文・語彙・文法/数学=例題・頻出の型)
  • 1週間前:小テスト・プリント・間違い直しを「失点源つぶし」として回す
  • 直前:ミスの型だけを最終確認(条件落ち/論理の飛躍/語法・時制・語順など)

聖光の6年間を、“推薦も一般も強い”学びに

聖光の授業は、学力だけでなく思考・人格・世界観まで含めて育てる設計が強い学校です。
その価値を最大化する鍵は、「学校の良さを残したまま、家庭学習を仕組み化する」こと。
リープエンジンでは、聖光の密度(少人数英語/数学の深い運用/プリント運用)を前提に、必要なところだけ伴走します。
「今のやり方で合っているか」「教材が多すぎて回らない」——そう感じたタイミングが、設計の組み直しどきです。