今回は心の健康管理―-ストレスとの対処法についてお話をしていきたいと思います。
志望校の合格ラインと現在の自分の偏差値,入試日程,志望校の最終選定,勉強効率……。受験生の皆さんにとっては,さまざまなことが頭のなかで渦巻いている毎日ではないでしょうか。なぜか常にイライラする,落ち着かない,眠れない……など,精神的に辛い状況にいる高3生も多いのではないかと思います。特にこれからの時期は,焦りや不安から落ち着かない日々が続くと思います。具体的にどうしたらそのようなストレスが軽減されると思いますか? 当塾スタッフや,皆さんの先輩たちの声を参考に対処法を紹介しましょう。
☆落ち着かない,不安になったらとにかく問題を解くべし!!
この時期の不安感は端的に言うと「勉強が足りているかな?」「勉強していても何故か不安」が原因となっている場合が多いようです。不安の解消方法としては,よく「少し休んだほうがよい」とか,「自分の好きな事をやって気分転換」などと言われますね。確かに気分転換はひとつの方法ですが,気持ちが焦っているときに休んだからといってうまくいくとも言い切れませんし,もしかするともっと不安になる可能性もあります。ならどうしたらよいのか…。
単純な話ですが,「ひたすら問題を解く」しかないのです。不安になったらとにかく問題を解く,という流れを作りましょう。眠れなくて困ったときも,その時間を使って大問1つ解くという風にすれば建設的ですね。とにかく,机に向かうのが一番の安心材料になるのではないでしょうか。厳しいようですが,手につかないといって何もしないで立ちつくしているのでは,マイナスにしかなりません。問題を解くことで「不安」というマイナス材料をプラスに変えていきましょう。授業がなくても,塾に顔を出して不安をぶつけてください。一緒にプラスへの変換を行なっていきましょう。
☆夜,寝付けないならセンター英語[6]の過去問を読む
最高の睡眠導入剤です(笑)。現行の試験では[6]は論説・エッセーになっていますが,かつての[6]は小説でした。要するに読書感覚で読むのです。長さも構文も易しすぎず難しすぎずですから,英語の学習にももってこい。寝る前に英文に触れることで英語力もつきますし,何より「勉強した」という達成感も味わえます。この達成感こそが,最大の安心材料。問題を解く必要はありません。とにかく読書のつもりで読んでみましょう。
番外編
もっと難しい英文が良いという人はMerriam-Webster’s Vocabulary Builderという本を毎晩少しづづ読むと面白いですよ。これはどちらかといえば英語をマニアックに勉強したり早慶上智を考えている人向けなので,あまり一般的ではないかもしれませんが,英単語を語源や語根から勉強したい人にはうってつけです。amazon.co.jpだと500円程度で購入できるので価格も安いですし,洋書を読むなんてカッコいいじゃないですか☆ミ
2回に分けて健康管理(肉体面と精神面)についてお話しました。ぜひ参考にして,迫るセンター試験に備えてくださいね。