講師よりセンター理科の講評です。
理科は全ての科目で形式に変化はありませんでした。
【物理】
問題の量が減った分,計算力や考察力を試される問題が増えました。
教科書の理解がしっかりしていれば切り抜けられたと思います。
【化学】
典型的な知識問題が多く,あまり差がつかなかったかもしれません。計算量はやや増加しました。
落ち着いて解くことができれば過去問より高得点がとれたのではないでしょうか。
【生物】
形式の変化はありませんが、設問数は増加しました。
また問題も難しいものが多く,時間もかかり大変だったと思います。
総合的な理解と考察力が求められる分野横断的な問題も多く出題され,大きな視点で理解できているかがポイントとなりました。
【地学】
用語などの正確な理解と、図・グラフを正確に読み取る力が求められました。
考察問題も例年より難しく,計算量も増えたため焦ったかもしれません。
今後の対策
全体的に考察力を見る問題が増加しました。教科書の正確な理解と,いろいろな問題に触れてきたかどうかが鍵となりました。
各科目の平均点などもチェックすると思いますが,それよりも「自分の間違えやすい箇所」のチェックの方が重要です。
基礎知識・計算力・考察力など,人によってこれから伸ばすべきポイントは変わってきます。今後効果的な勉強を進めるためにも,自分の現状をしっかり把握しましょう。