聖心女子学院中等科・高等科の定期試験対策|使用教材やカリキュラムを解説

聖心女子学院中等科・高等科に通うご家庭へ

品性と学力の両立を実現するために、6年間の学びをどう支えるか

聖心女子学院中等科・高等科は、東京都港区にあるカトリック系の女子校です。
130年以上の歴史を持ち、「一人ひとりを大切にする教育」と「国際的視野の育成」を柱に、落ち着いた環境のなかで品格と学力を育む6年間が展開されています。

ただし、学校の方針として「過度な競争を避ける」「生徒の自主性を重んじる」姿勢が強いため、日々の学習が本人の習慣や判断に大きく委ねられています。
十分な結果を出すためには、家庭や塾での学習の在り方が重要な補完要素となります。


数学:基礎から応用まで、確かな理解と整理力を重視

聖心女子学院の数学では、数研出版の『体系数学』と『体系問題集』を使用し、中高一貫校ならではの先取りカリキュラムが導入されています。
中学段階で高校内容に触れることもあり、計算力だけでなく、抽象的な思考力や証明力が求められる構成です。

授業では、先生によって独自に作成された演習プリントが配布され、その内容が定期試験の出題範囲の半分以上を占めることもあります。
したがって、プリント学習の積み重ねが高得点への鍵となります。

また、試験では基本問題の出題比率も高いため、『体系問題集』の基本レベルを着実にこなすことが、最も効率的に成績を伸ばす方法といえます。

高校課程に進むと、生徒の習熟度に応じて『4STEP』や『アドバンス』といった網羅系問題集が課題として配布されます。
これらは家庭学習で取り組む前提となっており、計画的な演習管理と復習サイクルの定着が求められます。

よくあるつまずき

  • 「わかったつもり」で済ませ、応用問題に対応できない
  • ノートの整理が不十分で、復習時に内容を把握しづらい

リープエンジンでのサポート

  • 授業ノートの構造化(定理・解法・ポイントの再整理)
  • 週ごとの学習計画と進捗確認
  • 演習問題における「解法選択の理由」を言語化する練習

英語:高密度の語彙と構文を扱う高度な授業

英語では、『Progress in English 21(通称 Progress)』を使用しています。
この教材は、一般的な中学校教科書の約2.5倍の語彙量を含み、早期から高い英語力を身につける構成です。

授業では週1〜2回の音読チェックや文法小テスト、暗唱課題などが定期的に実施され、英文の構造理解を定着させる仕組みが整っています。

高校段階では、英検やTEAPに対応したライティング指導、長文精読、ディスカッション形式の授業も展開されており、4技能すべてに対応したバランスの良い英語力が求められます。全体として、聖心の英語授業は非常に高水準です。

よくあるつまずき

  • 本文読解に集中しすぎて語彙や文法が疎かになる
  • 自由英作文や和文英訳で文法・構文の誤用が多くなる

リープエンジンでのサポート

  • 教科書本文の意味単位でのシャドーイングと内容要約
  • 文法理解を深める「品詞ごとの機能整理」トレーニング
  • 「主張→理由→具体例→まとめ」の段落テンプレートによる英作文の添削と改善

家庭学習のスタイルが成果を左右する

聖心女子学院では、課題提出やノート点検に対して細かく管理するスタイルを取らない場合もあるため、自主的な家庭学習の質が学力の差を生む大きな要因となります。

リープエンジンでは、次のような仕組みで日々の学習を支援しています:

  • 教科別の週間目標を立てる「学習計画サポート」
  • 学習後すぐに記録する「振り返りシート」の運用指導
  • 定着度を確認する小テストを活用した復習サイクル

高校進学後の学習を加速させるために

高校に進級すると、進路指導がより明確化され、模試・英検・外部試験への対応が必要となります。
ただし、学校の授業はあくまで一斉進行で進められるため、弱点の補強や戦略的な学習計画は生徒自身が主体的に行う必要があります。

リープエンジンでは、高1の段階で各教科の「理解の抜け」を単元別に把握し、共通テストを意識した基礎演習と組み合わせながら、早期に学習戦略を設計します。


聖心女子学院の6年間を、“見通しを持って”進ませてあげてください

聖心女子学院は、教育環境・教材・授業水準すべてが高い一方で、「自律した学習者」としての姿勢と技術が求められる学校です。

リープエンジンでは、生徒一人ひとりがこの6年間を確かな学びの軌跡として積み重ねられるよう、「学び方の技術」を基盤に据えた指導を行っています。
毎週の学習計画作成、理解度チェックテスト、個別面談を組み合わせながら、計画・実行・改善のサイクルを丁寧に支援していきます。