不安に打ち克つ勉強法

みなさん,あけましておめでとうございます。

受験生にとってはいよいよ勝負の年。そして,新しい門出の年でもあります。「決意を新たに」する年始の時期ですが,受験生にとっては「今までの決意を本番まで持続させること」が何よりも大事です。ですが,気持ちが弱い方向にいってしまう人も少なからずいるようですね。

たとえば,「本番間近だしこれからがんばっても無理かもしれない」と考えてしまい,勉強が手につかない,思うようにはかどらないといった不安の声をよく耳にします。そこで,このブログでもこの時期のアドバイスをしていきます。

まず,勉強が手につかないからといって何もしないのは絶対にダメ! 「演習中心」でとにかく短期集中,ガリガリ問題を解き進めましょう。使うのは問題集や過去問・センター実践問題集など。さすがに試験形式ならば集中せざるを得ませんよね。ただ解けばよいかといえばそれはそれで問題はありますが,やはり「解いた量」は重要になります。

直前期に焦りが先行すると,今まで作ったノートを見なおしたりテキストを眺めたりしているだけになりがち。それで勉強しているつもりにはなりますが,ただ見ているだけでは大した効果はありません。問題を解けば解くほど弱点も見え,「テキストのどこを読みなおせばいいか」という焦点も絞れます。

もう知識系の学習はひと通りは終わっているし,今は問題演習の時期なのだから,落ち着かないと感じたら即演習という流れを作る。そうしていると,頭の中にあった不安やもやもやを「感じなく」なっていくはず。演習に没頭することで不安はかき消された形になるのです。

誰でも受験前は不安になるもの。そこで「ただ無駄に焦るのか」それとも「演習を積んで経験値を上げる」か……これは大きな差です。

ここでは実践的な不安解消法を紹介しました。それができれば苦労はない,と思う方もいるかもしれませんが,不安とがっぷり向き合っていても始まりません。どこかで思考を捨て,一心不乱に机に向かう瞬間が必要なのです。