巷では,予備校ランキングや大学ランキング,口コミランキングと何でもかんでもランキングばやりの昨今。このような世の中では,何においても「ランキング上位」が優れたものである,という認識が形成されがちです。しかしここには大きな落とし穴が。
「ランキング」って,何を主眼につくられた順列でしょうか? 人気ですか?
翻って,今あなたが求めているモノは何ですか? 不特定多数の高校生が求めているモノと同じですか?
1度入ってみるだけのラーメン店を選ぶのに,「行列が長い店」「新しい店」「食べたことのある人が多い店」を基準にするのはいいかもしれません。しかし,大学受験,そして自分の将来を考えるとしたらどうでしょう。
「ランキング」というインパクトのある,一見信用性の高そうな言葉を前に思考停止してはいけません。近い将来自分が通うことになる大学,自分の将来像を具体化させるための進学を考えるときに必要なのは,「人気」や「話題性」ではありません。何がなんでも合格したい,通いたいと思えるだけの「学びの内容」です。この視点で大学を真剣に選び,合格に向けて歩み出したときに初めて,志望校合格に値する真の学習意欲が芽生えるのです。