高輪中学高等学校に通うご家庭へ
礼儀と自主性を重んじる男子校で、学力を伸ばすためには
高輪中学高等学校は、1885年創立の男子伝統校です。
「礼節」「克己」「奉仕」の精神を教育理念とし、生徒の主体性を尊重しながら、一人ひとりの成長を支える校風が魅力です。
部活動や学校行事も活発で、文武両道を重んじる雰囲気が全体にあります。
一方で、進学に向けた学習指導については「自主性を尊重する」傾向が強く、学習管理や進度のサポートが他校に比べて緩やかな面があります。
そのため、各自が自分の課題を見つけ、計画的に学習を積み上げる力が必要とされます。
また、高校から学年の3分の1に当たる「選抜クラス」に入れるかどうかが、大学受験的には大きな分水嶺となっている実態があります。
数学教育の特徴と課題
高輪中学高等学校では、中学段階で数研出版の『体系数学』と『体系問題集』を使用し、先取り学習を行っています。
『体系数学』は中高6ヵ年の内容を体系的に配列し、テキストと問題集の併用で思考力を養成する教材であり、中3からは高校数学の内容に入っていきます。
定期試験では応用的な記述問題も出題され、図形や関数、整数の問題などにおいて、論理的に説明できる力が求められます。
授業内容を「わかる」で終わらせず、「できる」レベルまで高めることが前提になります。
高校では、『青チャート』や『Focus Gold』などの網羅系問題集を用いて自学習を進める体制があり、特に理系では高3の1学期で数学IIIを終え、以後は入試演習に専念するカリキュラムが採られています。
よくあるつまずきとして、次のようなケースが挙げられます。
・授業で理解したつもりでも、演習不足で定期試験に対応できない
・記述問題での論理展開が曖昧になり、途中式や説明に抜けが出る
こうした課題に対し、リープエンジンでは次のようなサポートを行っています。
・授業内容の再整理と演習量の確保(体系数学・体系問題集のやり直し計画の作成)
・定期試験に向けた「典型問題パターン」の反復演習(関数・図形・整数などの頻出テーマ)
・記述問題の添削と、論理構成を言語化するトレーニング
英語教育の特徴と対策
英語の授業は、数学と比べると緩やかなレベル感です。
このため定期テストでは比較的高得点勝負になることが多く、したがって定期テストで点数が取れていてもそれがすなわち模試の結果につながるとは限りません。
高校に進むと、副教材の活用が増え、語彙・文法・長文読解を組み合わせた読解・論述重視の授業へと移行します。
よくあるつまずきとしては、次のような点が見られます。
・文法や語法の暗記に偏り、読解や作文につながらない
・長文の構造把握ができず、内容が頭に入ってこない
リープエンジンでは、こうした課題に対して次のようなサポートを行っています。
・文法・構文知識を使った和訳演習と添削
・長文精読による構造理解トレーニング
・英作文テンプレートを用いた記述演習と改善指導(入試を意識した英作文・和文英訳)
「任せる指導」の中で、自走力を育てるには
高輪の教育は、「手厚く管理する」というよりは、生徒の主体性に委ねる場面が多くあります。
そのため、学習の抜けが起きても指摘されづらく、成績が下がってから初めて気づくケースも少なくありません。
こうした校風の中では、「何を・どれくらい・どの順番でやるか」を自分で設計し、振り返る力が重要になります。
リープエンジンでは、次のようなサイクルで生徒の学習を支援しています。
・各教科の週間目標を設定し、「今週やること」を具体化
・学習記録と振り返りを毎週提出し、取り組み内容を可視化
・小テストや模試の結果をもとにした弱点管理と修正面談
高校進学後の学習設計と大学入試への橋渡し
高1・高2のうちに基礎力をどれだけ固められるかが、受験学年の伸びに大きく影響します。
ただし、高輪では高3から一気にペースを上げる生徒も多く、それまでに下地を築けていないと対応が難しくなります。
理系科目の先取りや英語長文の演習量に差が出やすいのも、この時期です。
リープエンジンでは、志望校別の対策に加え、過去問や模試分析を活用しながら、「何を・どの順番で・どれくらいの量」やるべきかを具体的に提案し、伴走型で学習を進めていきます。
単に「量をこなす」のではなく、時期に応じて重点を切り替える学習設計を一緒に考えていきます。
高輪の6年間を、自信と実力につなげるために
高輪中学高等学校は、生徒の自主性を尊重する自由な校風が魅力である一方、主体的に学ぶ力と習慣が求められます。
環境を活かせるかどうかで、学力の伸びや自己肯定感に大きな差が生じる学校とも言えます。
リープエンジンでは、学習の「やり方」と「見通し」をセットで提示し、生徒自身が自らの学びを管理し、高めていけるようなサポートを行っています。
中高6年間を「自信と実力を育てるプロセス」とするために、日々の学習計画づくりから定期試験・模試対策、志望校別演習まで、一貫した伴走型支援で支えてまいります。