センター物理・化学で9割にあと一歩届かない?

当塾で指導している勉強法の紹介第二弾です。
物理・化学に限らず,高得点を目指すための勉強法・心構えについて触れているので,物理・化学選択者でなくても読んでみてください。

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Q. センター試験の物理,化学が70点を越えない。国立の医学部に合格するため,9割とるにはどうすればよい?

A. 安定した9割超のためには,出来なかった問題について,なぜ出来なかったのかを,ストイックなまでに追求し攻略する必要があります。
現在,70点以下の得点率ならば,まだ単元レベル(例えば「酸化還元」)で弱点がいくつかあるはず。まずは思い当たる弱点を,参考書や問題集を横断し,集中的に勉強して,つぶしてしまいましょう。これで,安定して75点~85点はとれるはず。

その後,85点以上を安定してとるための勉強を始めましょう。センター対策の実践問題集か過去問を使い,必ず本番と同じ時間で解くこと。たとえ解答が終わっていなくても,時間が来たら採点するようにし,その制限時間内で最大の得点をとる,という感覚をつかむこと。
採点したら,そのままにせず,自分がどこで詰まったのか,勘違いしたのかを明確にし,次回同じミスをしないように反芻しましょう。数学なら,「xの2乗の係数が整数であることを読み飛ばしていた」とか「この計算の3行目の式で移項の際にプラスとマイナスを逆にしてしまった」など,言葉にして明確に説明できるまでミスを認識するのが上達のポイント。

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ひとつひとつクリアしていきましょうね。がんばりましょう!

英語の成績を伸ばすコツ

いよいよ11月も半ば,高3生は受験勉強も佳境に入ってきました。
順調に進んでいる人もいれば,成績が伸び悩んだり,思うように勉強が進まずもやもやしている人もいるようですね。

本日は,これまでに講師が受けた質問を例にとって,当塾でこの時期に指導している勉強法を紹介します。

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Q. 英語の成績がなかなか伸びない。特に文法問題は根拠を持って答える事ができていないので成績に波がある。

A. 英語の勉強では「単語」「文法」「読解」の3分野をある程度バランスよくやらなくてはいけません。ただ,これは建前。本当に英語が苦手だったり得点がとれない場合は,まずは「単語」と「文法」をとりあえずの突破口にするのが良いと思います。

文法問題を根拠をとりながら解けないということは,知識としてはなんとなく理解しているけれど,問題の形になると解けないということだと思います。そんな人には,代々木ライブラリーの「仲本の英文法倶楽部」という本を薦めます。これは文法の知識がある程度あって「使い方」つまり解き方が見えない場合に使うととてもよい本です。

また,文法がイマイチまだよくわからないなら,語学春秋社の「英文法の実況中継」もオススメ。どちらも2週間もあれば終了しますので頑張って読んでみてください。それからセンターの過去問の文法分野を解いたりするとだいぶ楽になると思います。

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皆さんも,勉強で悩んでいることがあったらどんどん質問してください。

寒くなってきました。事務所のあるお台場は風が強いです。体調に気をつけて,がんばってくださいね!

受験生の健康管理について~心の健康編~

今回は心の健康管理―-ストレスとの対処法についてお話をしていきたいと思います。

志望校の合格ラインと現在の自分の偏差値,入試日程,志望校の最終選定,勉強効率……。受験生の皆さんにとっては,さまざまなことが頭のなかで渦巻いている毎日ではないでしょうか。なぜか常にイライラする,落ち着かない,眠れない……など,精神的に辛い状況にいる高3生も多いのではないかと思います。特にこれからの時期は,焦りや不安から落ち着かない日々が続くと思います。具体的にどうしたらそのようなストレスが軽減されると思いますか? 当塾スタッフや,皆さんの先輩たちの声を参考に対処法を紹介しましょう。

☆落ち着かない,不安になったらとにかく問題を解くべし!!
この時期の不安感は端的に言うと「勉強が足りているかな?」「勉強していても何故か不安」が原因となっている場合が多いようです。不安の解消方法としては,よく「少し休んだほうがよい」とか,「自分の好きな事をやって気分転換」などと言われますね。確かに気分転換はひとつの方法ですが,気持ちが焦っているときに休んだからといってうまくいくとも言い切れませんし,もしかするともっと不安になる可能性もあります。ならどうしたらよいのか…。

単純な話ですが,「ひたすら問題を解く」しかないのです。不安になったらとにかく問題を解く,という流れを作りましょう。眠れなくて困ったときも,その時間を使って大問1つ解くという風にすれば建設的ですね。とにかく,机に向かうのが一番の安心材料になるのではないでしょうか。厳しいようですが,手につかないといって何もしないで立ちつくしているのでは,マイナスにしかなりません。問題を解くことで「不安」というマイナス材料をプラスに変えていきましょう。授業がなくても,塾に顔を出して不安をぶつけてください。一緒にプラスへの変換を行なっていきましょう。

☆夜,寝付けないならセンター英語[6]の過去問を読む
最高の睡眠導入剤です(笑)。現行の試験では[6]は論説・エッセーになっていますが,かつての[6]は小説でした。要するに読書感覚で読むのです。長さも構文も易しすぎず難しすぎずですから,英語の学習にももってこい。寝る前に英文に触れることで英語力もつきますし,何より「勉強した」という達成感も味わえます。この達成感こそが,最大の安心材料。問題を解く必要はありません。とにかく読書のつもりで読んでみましょう。

番外編
もっと難しい英文が良いという人はMerriam-Webster’s Vocabulary Builderという本を毎晩少しづづ読むと面白いですよ。これはどちらかといえば英語をマニアックに勉強したり早慶上智を考えている人向けなので,あまり一般的ではないかもしれませんが,英単語を語源や語根から勉強したい人にはうってつけです。amazon.co.jpだと500円程度で購入できるので価格も安いですし,洋書を読むなんてカッコいいじゃないですか☆ミ

2回に分けて健康管理(肉体面と精神面)についてお話しました。ぜひ参考にして,迫るセンター試験に備えてくださいね。

受験生の健康管理について~体調編~

11月に入りましたね。教室でも風邪をひいていたり疲れが溜まっている人を多く見かけるようになりました。そこで今日は健康管理に関するお話をします。

☆睡眠をとり生活リズムを整える
いよいよ近づいた受験シーズンに向け,志望校への思い入れも高まりどんどん勉強に気持ちが乗ってくる時期ですが,だからといって睡眠時間をあまりに削ったりすると体に負担がかかります。志望校合格を目指すうえで多少の無理も仕方がないこととは思いますが,眠いのに勉強を続けても効率が悪いですよね。

夜の睡眠は最低6時間は確保し,朝はきちんと起きるという当たり前のリズムをつくることが風邪予防の基本です。浪人生は午前中に授業がない日もあると思いますが,そういうときでも毎日同じリズムで生活するよう心がけましょう。

☆食事をおろそかにしない
食生活の基本は「朝昼晩」きちんと食事を摂ることです。朝は忙しいから摂れないという人も,バナナ一本でもよいので何かお腹に入れましょう。昼もパン1枚で済ませるといったことは避け,バランスのよい食事を心がけること。例えばサラダを加えたり,スープを加えたりして工夫しましょう。また,勉強の合間に温かいココアなどを飲むのも良いでしょう。温める効果だけでなく,甘いものを摂ることで脳の働きが活発になりやすくなります。冷たい飲み物は体を冷やし,風邪を引くことにつながるので,この時期は温かい飲み物を飲むようにしたいですね。

どちらも当たり前のことですが,受験勉強にかまけておろそかにしている人は多いのです。自分の生活を振り返ってみて,改善できるところはしていきましょう。生活改善も志望校合格のための重要なファクターです。