<新高3へ>「受験生」になるには?その1

2012年のセンター試験も終わり,受験生は後半戦を戦っています。そんな先輩たちを見て,現在高校2年生の塾生はいよいよ新高校3年生,つまり受験生としての意識を持ち始めた頃でしょう。

高3になってから本気を出せばいい??―-実際,それでは間に合いません。志望校合格へのカギは,実はこの「3学期と春休みの過ごし方」。当ブログでは今後数回にわたって,受験準備期間としての3学期と春休み過ごし方や注意点をまとめます。

高2の3学期がなぜ重要か? なぜなら「学校行事が少なく勉強に集中しやすい」から。
1,2学期に比べ3学期は,学校行事といえば卒業式くらいではないでしょうか。また部活で試合や大会がたてこむ時期でもないでしょう。つまり自分の時間をとりやすいということなのですね。
だからこの時期に,意識的に勉強する「習慣」と「体力」を作っておくのです。

勉強は1日2日ちょっとやっただけでできるようになるなら苦労しません。大切なのは勉強する習慣をもち,集中してその習慣を継続できる体力を養成することです。その体力づくりを,この3学期までに完了させましょう。

受験後半戦の確認事項

さまざまな声を聞き,皆さんに確認して欲しいことが出てきたのでブログ記事にします。
国立2次試験一本の人,様々な大学の入試が待ち構えている人,すでに第一志望の試験が終わって結果待ちの人,それぞれが自分に当てはまるところを参考にしてください。

□勉強スケジュール通りに進めていますか?

各々,講師と一緒に練った勉強スケジュールをしっかり基本に据えて取り組みましょう。
複数の大学を受験する人は,個々の大学の対策に追われ勉強が分散してしまいがち。
○日にどこの学校の過去問をやる,といったことを決めておかないと,何もかもが中途半端になりかねません。もちろん勉強の出来や進捗によって予定を変更することはありますが,それもスケジュールを基本とした上での判断です。
カレンダーや手帳,ノートなどを使い勉強のスケジュールを可視化して,合格ライン突破を目指しましょう。

□過去問を解くだけになっていないか?

赤本を1年分やると,達成感からかそれだけで一日を終えてしまう人もいるかもしれませんが,
「過去問を解く」だけが二次試験対策ではありません!
過去問はあくまで「問題傾向をつかむ」「弱点を把握する」ためのもので,言わば「何を勉強すればよいか決めるため」にやっているのです。
ですから,過去問演習に加えて「点を落としそうなところ」を徹底的に復習する必要があるのです。
当塾で繰り返し伝えてきたことですが,もう一度確認しましょう。

□不安や焦りで勉強量が落ちていないか?

不安や焦りで勉強が手につかないといった相談も多く受けています。
誰でも少しは不安があるもの。
ですが「不安」が直接の原因で試験に落ちた人はいません。直接の原因は「勉強不足」です。
ですから「不安」を理由に「勉強しない」のは本末転倒!

単純に,このように考えましょう。
「不安だけど,絶対に合格したいから勉強する」
勉強量は裏切りません。
とにかく机に張り付いていれば,そのうち集中できるようになります。

皆さんのがんばりは,我々にも伝わってきています。とにかく,ここが踏ん張りどころです。
合格を勝ち取れるよう,勉強時間は過去最長に!