「呪われた8月」にしないために……

夏休みが始まって1週間が経ちました。「自分スケジュール」を取り入れた生活は軌道にのってきましたか?
満足のいくスタートをきることができた人は、この1週間でかなり手応えを感じているはずです。
1日という時間が、心がけ次第、使い方次第で無限の広がりをもつのだということを実感できているのではないでしょうか。

一方で、お休み気分を謳歌しまくり、ここぞとばかりに昼夜逆転の生活を満喫している人もいそうです。まあ、せっかくの夏休みですから、数日間はよしとしましょう。
しかし、この夏休みを真に満喫しようと思うなら、そろそろ切り替え時ですよ。
明後日から8月です。
もう一度申し上げます。明後日から8月です。
不思議なもので、夏休みは平均約1ヶ月と1~2週間ありますが、もっとも長く感じられるのが最初の1週間。そう、この7月いっぱいですね。
8月に入ったら、なぜか時間はどんどん加速度を上げながら流れ出します。皆さんにも、これまでの夏休みを振り返るとそんな実感がありませんか? これを“夏休みの呪い”といいます。
ただし、きちんと自分なりの意図をもって毎時間を過ごしている人にはこの「呪い」はほとんど影響を及ぼしません。その人が自分自身で時間をコントロールできているからです。SF風に言えば、そう、“時をつかさどる者”・・・・・・。

“時をつかさどる者”になれていない皆さん。このままで8月を迎えようものなら、「あっという間」ですよ。
もう一度申し上げます。8月に入ったとたん「あっという間」ですよ。
今日明日のうちに自分の生活を見つめなおし、この夏休みの間に何をどこまでやりたいかをはっきりさせ、体勢を整えましょう。
8月は塾生によっては集中講習もありますし、各大学でオープンキャンパスも開かれます。夏休みに与えられた時間をフル活用してこその「満喫」です。
悔いの残らぬ夏休みにできるかどうかは、8月のリスタートにかかっているといっても過言ではないのです。

「自分スケジュール」で夏休みを過ごそう

みなさん、期末試験お疲れ様でした。はたして,今回の試験ではクラス3位以内をキープできているでしょうか? 
ここ数日の猛暑と試験疲れで、早くも夏バテが出てきたという塾生もみられます。まずはゆっくりと疲れをとり、鋭気を養って夏休みを迎えましょう。

さて、夏休み。授業、クラブ活動など、学期内のレギュラー行動からいったん解き放たれるときです。
ここでグタっと力を抜いてしまうと、せっかくの夏休みがあっという間に終わってしまいます。
おもに大人のつくった決まりごとによってスケジュールが進んでゆく学期中と違い、休み中には、みなさんひとりひとりに「空欄のスケジュール帳」が与えられます。
とはいえ習い事やクラブ、塾などがあり、忙しさが激減するわけではないかもしれませんが、「空欄」の範囲が学期中に比べて広いのは確かですよね。
この「空欄の時間」を使って、勉強や遊びはもちろん生活の細かなところまで、自分なりに時間割をつくり、実行するという実験をしてみることをおすすめします。
始めてみて、「勉強はもっと早い時間に済ませたほうが夜の好きな番組を楽しめるな」「お風呂を夕食前にもってきたらより快適に過ごせるんじゃないか」などと感じたらスケジュールに微調整を加えていきます。そして、自分なりに効率よく過ごしやすい生活リズムに整えていくのです。
誰に強制されるわけでもなく、自分が決めたスケジュール。よい1日にできるかどうかは自分次第です。ちょっとワクワクしませんか?

大人になれば、自分の生活スケジュールを決めてくれる人はいません。仕事でも、スケジュール管理のスムーズさが出来に大きく関わってきますし、忙しくなればなるほど、自分だけのリラックスタイムを確保するのが難しくなっていきます。
今の年代から、全てを他人任せにするのではなく「どうしたら効率よく勉強やその他作業を進められるか」「好きなことをめいっぱい楽しむためにはどんな過ごし方がよいか」を考え、行動に取り入れていくことで、時間の使い方や考え方がどんどん成長していきます。そして、何かのきっかけで大人の決めたスケジュールが役に立たなくなったときに、自分の考えで臨機応変に動けるようになるのです。
時間の使い方のうまい人は、勉強の上達も早いですよ。

夏風邪注意報発令中!!

7月に入りました。いよいよ夏本番です。
今回は単刀直入に参りましょう。
夏風邪が流行りだしています。気をつけるように。

夏風邪は、喉痛、または冷えなどからくる腹下しを伴うことが多いと言われています。
特に学校でプールの授業のあるこれからの季節は、喉にアデノウィルスが付着して風邪をひくことが多いので気をつけましょう。

インフルエンザなどの恐れが冬に比べて少ないため、夏風邪は軽く見られがちですが、夏風邪には冬とは違った恐ろしさがあります。
暑さで夜に寝苦しくなったり、食欲が減ったり、強い日差しに当たり続けることなどによって、夏の人間の体は免疫力が低下しやすくなっているため、ウィルスにつけこまれやすいこと。
そして、湿度の高いこの時期は特に、暑さに加え発熱で身体がほてっているのにあまり汗をかけない、といったこともおこります。体温調節がうまくいかない、これがつらい。風邪が長引く一因でもあります。こんなときは、無理に布団をかぶって汗をかこうとしても一層体力を消耗してしまいますから、風通しをよくし、自分が心地良いと感じられる環境で、水分をこまめに摂取しながら安静にすることです。

風邪をひかないことが一番ですが、受験生も、今風邪をひいてしまったからといってまだまだ焦ることはありませんよ。
夏はまだこれから。今のうちに悪いものはとことん体から排出してしまおうという逆転の発想で、すっきりと夏本番を迎えられるようにしましょう。