学校の​配布物を​取っておくと、​試験の​準備を​早く​始められます

中1〜高3

お子様が、定期試験の範囲が出てから試験勉強を始めているなら、まず確かめたいのは、範囲が試験の何日前に出るかです。学校によっては1週間前に発表されます。そこから問題集を開いても、1周する時間しか残りません。

当塾では、定期試験の対策は、正解した問題も含めて範囲の問題集を3周することを基準にしています。そのためには、正式な範囲が出る前から取りかかる必要があります。家庭で準備をする手がかりになるのが、学校から配られる年間予定表やシラバスです。何を取っておくと、どのように使えるのかをまとめます。

まず​取って​おきたい​配布物

年度の初め、4月ごろに年間予定表を配る学校は多くあります。学年暦という名前の場合もあります。定期試験の時期と長期休みの始まりが載っているので、試験対策や休み中の勉強をいつから始めるかを考える際に、いちばん役に立つものです。

年間予定表に加えて、シラバス、試験範囲表、定期試験の問題と点数、通知表も取っておくと、あとで勉強の予定を考えるときに使えます。学校によっては得点分布表も配られます。小テストのプリントのように生徒が使うものをすべて集めようとするより、まずは「保護者も見るように」と配られた書類を残しておくとよいと思います。

ただ、学校で配られたものがそのまま家庭までそろって届くとは限りません。シラバスがあっても一部の教科が抜けていたり、別の学年では配られているのに、お子様の学年でも配られているか分からなかったりします。家庭にある書類を見て、どの学年のものか、どの教科のものがあるかを確かめます。

試験の​日付は、​お子様の​学年で​確かめる

「2学期の中間試験」と言っても、時期は学校によってかなり違います。10月上旬には終わっている学校もあれば、10月後半に行う学校もあります。また、2学期の最初の定期試験が夏休み明けの9月上旬から中旬に始まる学校もあります。

この場合、夏休みの宿題に追われているうちに、そのまま試験に入ってしまうことがあります。9月に試験があると先に分かっていれば、夏休みの勉強を考えるときに、宿題だけでなく試験範囲の問題集を進める時間も考えられます。

同じ学校でも、中学と高校で試験の時期がずれることがあります。きょうだいが通っている場合も、1人分の予定表で済ませず、お子様それぞれの学年の予定を見ます。冬休みや春休みの始まりも、学校や学年によって違います。家庭で勉強できる期間を考える際には、試験の日付とあわせて確認しておきます。

シラバスで​授業の​進み方を​見る

シラバスは年間の学習計画を記したものです。月ごとの学習内容が書かれていれば、学校の授業がいつ、どこまで進む予定なのかが分かります。書き方は学校によって違うので、まずはお子様の学年のものに、何が書かれているかを見てみます。

学期の初めに、各学期で扱う単元の予定表を配る学校もあります。教科書を学校に置いたままにしているお子様も多いので、家庭で授業の進み具合を確かめようとしても、教科書を見られないことがあります。その際、家に残っている単元の予定表が手がかりになります。

また、外部の模試を学校で一斉に受けることも多くあります。シラバスや予定表に模試の日程、結果が返る時期まで載っていれば、その予定も前もって分かります。定期試験の日付だけ見てしまわず、ほかにどのような予定が載っているかも確かめておくと使いやすくなります。

範囲表の​ページが​何を​指すか

正式な試験範囲が出たら、書かれているページが、教科書のページなのか、学校で配られた問題集のページなのかを確かめます。試験範囲の伝え方も学校によって違います。

教科書の何ページから何ページ、と示される学校があります。この場合、範囲表だけでは、問題集やプリントのどこまでが試験に入るかは分かりません。教科書の単元を見て、問題集ではどこに当たるかを読み替える必要があります。

学校で配られる問題集、いわゆるワークの範囲として示されることも多くあります。ただし、同じ学校でも、教科や先生によって宿題と試験の出し方は違います。たとえば、教科書に連動したテキストを提出させ、試験もほぼそのテキストから出る教科があります。ある教科でそうだったからといって、ほかの教科にも同じやり方が当てはまるとは限りません。

範囲の情報が断片的で、同じ学校に通う何人かの情報を合わせて、ようやく分かることもあります。手元の範囲表を見ても分からないところは、何が分からないかをお子様と確かめます。教科書の範囲は分かるがプリントの範囲は分からない、といった具合です。配布物を取っておくと、すでに分かっていることと、まだ確かめる必要があることを区別できます。

範囲の​発表を​待たずに​3周を​逆算する

試験範囲の発表がいつになるかは、先に知っておきたいところです。1週間前に出る学校なら、その1週間だけで3周する計画にはできません。年間予定表で次の試験の日付を見て、シラバスや授業の進み方から問題集の範囲の見当をつけ、毎日進める量を考えます。シラバスは学習の予定なので、正式な範囲表が出たら、進めてきた問題集の範囲と照らし合わせます。

たとえば、問題集の範囲が30〜40ページなら、3周で90〜120ページです。試験の間隔が2〜3か月(60〜90日)あれば、1日あたり1〜2ページになります。丸付けまで含めても1日30分以内で進められる量です。ただし、これは試験が終わった翌日から、次の試験の準備を始める前提で成り立つ計算です。直前まで待ってから、同じ量をまとめて済ませることはできません。

高校に上がると、教科書40ページ前後、問題集ではまるごと1冊分ほどまで範囲が広がることもあります。お子様が使っている問題集で何ページになるかを見て、次の試験までの日数で割ってみます。

問題集の​範囲と、​前の​学年の​復習

「学校で配られた問題集をやれば、試験範囲を網羅できますか」というご相談もあります。網羅できるとまでは言えません。また、英語と数学では、範囲が1ページだけであっても、前の学年で習った内容が分かっていることを前提にしています。

そのうえで、積み上げが崩れている段階では、範囲の外に手を広げるより、学校の問題集の範囲と前の学年の復習を先にする、と当塾では考えています。

学校ごとの事情は学校別ガイドでもご案内しています。試験の時期と範囲から勉強の予定を組むところでお困りでしたら、学習カウンセリングで一緒に整理できます。