麻布中学校・高等学校の定期試験対策|使用教材やカリキュラムを解説

麻布中学校・高等学校に通うご家庭へ

「自由」の6年間を、確かな学力につなげる“学びの軸”づくり

麻布中学校・麻布高等学校(麻布学園)は、自由闊達・自主自立の校風のもと、物事を自主的に考え判断できる人物の育成を掲げる男子校です。:contentReference[oaicite:0]{index=0}
明文化された校則を最小限にし、生徒主体で行事や活動が動く――この環境そのものが、麻布らしさの核と言えます。:contentReference[oaicite:1]{index=1}

その一方で、麻布の「自由」は、放っておけば成績も自然に伸びるタイプの自由ではありません。
授業の進度は速く、教材もオリジナル(プリント・冊子)が中心。自分で管理して復習しないと、“分かったつもり”のまま積み残しが起きやすいのが実情です。:contentReference[oaicite:2]{index=2}

保護者の方が早めに押さえておきたいのは、「何を、いつまでに、どの深さまで仕上げるか」という学びの軸。
麻布の授業の良さを最大化するには、家庭や塾など外部の伴走役を使って、学習の見通しを“見える化”しておくことが近道になります。


麻布の数学カリキュラムとつまずきやすいポイント

中1・中2は「代数/幾何」2科目で土台を作り、中3から高校数学へ

麻布の数学は、検定教科書に寄せるのではなく、独自に編成したプリント・冊子を主教材に進みます。:contentReference[oaicite:3]{index=3}
中1・中2では「代数」「幾何」を分けて学び、代数では方程式・不等式・関数などを軸に“抽象的な表現を扱う力”を、幾何では平面図形〜立体までを通して“論理的思考と空間把握”を鍛えていきます。:contentReference[oaicite:4]{index=4}
その上で、中3から高校数学の内容に入り、高1・高2で発展・深化。さらに高2からは将来の進路を見据えて選択制も取り入れられます。:contentReference[oaicite:5]{index=5}

数学でよくあるつまずき

  • 証明・論理の詰めが甘くなり、「方針は合っているのに減点」になりやすい(麻布は“筋道”を重視)
  • プリントや冊子の量が多く、教材管理が崩れると復習の起点が消える
  • 中3以降で高校内容が入るため、基礎の穴があると以後ずっと“どこから直すか”が見えにくい

リープエンジンでのサポート(数学)

  • 麻布の進度(中3から高校数学/高2から選択制)に合わせ、学年ごとの到達目標を設定して見通しを共有 :contentReference[oaicite:6]{index=6}
  • 学校プリントを単元別に整理し、「必須」「頻出」「発展」でラベリングして優先順位を明確化
  • 証明は「書き方の型」から練習し、“麻布の減点されにくい答案”へ整える添削を継続

麻布の英語教育の特徴と対策

週1時間のネイティブ授業+中2・中3の分割授業で、基礎を徹底

麻布の英語は、中学で文字を取り入れて本格的に初歩学習を開始し、独自のカリキュラムで“自然に身につく訓練”を重ねていく設計です。:contentReference[oaicite:7]{index=7}
中学では、週1時間はネイティブスピーカーが担当し「聞く/話す」に特化。さらに中2・中3では分割授業(少人数クラス)で集中的な指導が行われます。:contentReference[oaicite:8]{index=8}
高校では「聞く・話す・読む・書く」の4技能を、基礎の上に発展させる方針が明記されています。:contentReference[oaicite:9]{index=9}

英語でよくあるつまずき

  • 小テストや宿題に追われ、本文の精読(構文・論理)が浅くなる
  • 文法は合っているのに、英作文で“言いたいことの筋”が出せない
  • 高校で4技能が発展段階に入ると、語彙・背景知識不足が一気に表面化する :contentReference[oaicite:10]{index=10}

リープエンジンでのサポート(英語)

  • 本文をチャンク(意味のかたまり)で区切り、音読 → 構文 → 要約の順で「読める」を「解ける」に変換
  • 分割授業・ネイティブ授業を活かし、“話せるための型(言い換え・瞬間英作文)”を家庭学習に接続 :contentReference[oaicite:11]{index=11}
  • 学校教材と志望校レベルの長文をリンクさせ、学校の勉強=受験基礎にしてムダを減らす

麻布の「書く」文化と、定期テストを軸にした6年設計

中3の卒業共同論文/高1の基礎修了論文…“自由”を支えるアウトプット

麻布では、文章で考えを組み立てて表現する力を非常に重視し、中3で「卒業共同論文」、さらに高1で「基礎修了論文」など、教科横断的に「書く」課題が用意されています。:contentReference[oaicite:12]{index=12}
こうしたアウトプット文化があるからこそ、定期テスト対策も「暗記で乗り切る」ではなく、理解→説明→答案化までを普段から回しておくことが効いてきます。

定期テストに向けた進め方の一例(麻布向け)

  • 数学:授業プリントを単元ごとに束ね、例題→類題→応用の順で“やり直し基準”を固定する(途中式・論理の書き方まで再現)
  • 英語:本文は「音読→構文→要約」で芯を作ってから、宿題・小テスト範囲を“満点設計”で仕上げる :contentReference[oaicite:13]{index=13}
  • 全教科共通:プリント類は「配布日・単元・重要度」で整理し、テスト2週間前に“1周が終わっている状態”を作る

麻布で伸びる子の共通点:高1・高2で“教養”と“受験基礎”を両立させる

麻布は高1・高2で、土曜日2時間の「教養総合」を実施し、約30のテーマから興味関心で授業を選ぶ仕組みもあります(学外講師のリレー講座もあり)。:contentReference[oaicite:14]{index=14}
この環境を思い切り楽しみつつ、受験に必要な基礎を落とさないためには、高2までに「基礎〜標準を自力で崩れない状態」を作るのが王道です(高2から数学も選択制に入り、学び方の個別最適化が進むため)。:contentReference[oaicite:15]{index=15}


麻布の6年間を、将来につながる学びに

麻布学園(〒106-0046 東京都港区元麻布2-3-29)は、自由闊達な校風の中で、知的好奇心を思い切り伸ばせる稀有な環境です。:contentReference[oaicite:16]{index=16}
だからこそ大切なのは、「自由を成果につなげる学習の軸」を、早い段階で整えておくこと。

リープエンジンでは、中高一貫校専門塾として、麻布の授業設計(数学:中3から高校内容/英語:ネイティブ+分割授業/論文課題など)を踏まえ、
「いつ・何を・どのレベルまで仕上げるか」を具体的に設計し、ご家庭と協力しながら伴走します。:contentReference[oaicite:17]{index=17}

麻布の6年間が、お子さまにとって“自由に学び、深く考え、形にできる”時間になるよう、必要なところだけ外部の力も賢く使っていきましょう。