明治大学付属明治高等学校・明治中学校
明大明治という立ち位置と、調布の6年間
明治大学付属明治高等学校・明治中学校は、東京都調布市にある共学の中高一貫校です。中学は「明治中学校」として、1学年およそ170名(中1で男子86名・女子83名ほど)という比較的少人数の規模のなかで、6年間をひとつづきに過ごします。2008年に調布市へ移転すると同時に共学化した学校で、通学は調布駅などからのスクールバスが使われています。
明大明治は「質実剛健」「独立自治」の精神と、中高6年間の一貫教育を掲げる、明治大学の付属校です。中学の段階では、検定外の教科書を使う教科(英語・数学)や、宿題・小テストで学習量を確保し、基礎学力を着実に育てていく設計になっています。中3の終わりごろには英語・数学・国語のいずれも高1内容に入り、およそ1年ぶんの先取りで進みます。併設の高等学校へはおよそ98%が進み、そのまま6年間をこの環境で過ごす生徒が大半になります。
そのうえで早めに押さえておきたいのは、明大明治に通うこと自体が、卒業後の進路を一本に決めるわけではない、という点です。明治大学への推薦という太い本線がありながら、その推薦権を保持したまま国公立大学や一部の私立大学を併願受験できる制度も用意されています。系列大学への道が中心に据えられている一方で、外を受ける道も開かれている——この「両方が見えている」ことが、明大明治の立ち位置です。だからこそ、日々の理解と評定を6年かけて崩さない「学びの軸」を持っておくことが、どちらの道に進むにしても効いてきます。
明大明治の数学と、検定外教科書の進度に置いていかれない土台づくり
検定外教科書を使う数学で、進度に置いていかれない
明大明治の中学では、数学で検定外の教科書が使われています。一般的な検定教科書より内容が厚く、進度も速めに組まれているのが、この種の教材の特徴です。中3の終わりには高1内容に入るという先取りもあり、「学校の授業についていくこと」自体に、家庭での復習と反復が欠かせません。数学は単元どうしのつながりが強い科目なので、一つの範囲が曖昧なまま進むと、その先の理解にまで影を落としやすいのです。
学力差がつきやすい数学については、放課後に週1回の補習講座も設けられています。学校側も「差がつきやすい科目」として手当てをしているわけで、裏を返せば、日々の積み上げがそのまま評定に表れやすい科目でもあります。猛烈な先取りより先に、まず「いま習っている内容を確実に理解し、定期試験で評定を安定させること」が、その後の進路の幅にそのまま効いてきます。
数学でよくあるつまずき
- 検定外教科書は問題量も難度も高めで、こなすだけで手一杯になり、解き直しまで手が回らない
- 単元のつながりが強いぶん、前の範囲が曖昧なまま進むと、後の単元でまとめて足踏みしやすい
- 先取りで進むため、少し気を抜くと、思っていたより先の範囲まで進んでいて追いつけなくなる
リープエンジンでのサポート(数学)
- 学校の進度に合わせ、「次の定期試験で評定につながる範囲」を優先して仕上げる
- 例題→類題→まとめの型で「分かったつもり」を残さず、次の単元で崩れない土台を作る
- 崩しそうな時期だけ、完全1対1のアベセ(ABC)で苦手単元をスポットで補強する
明大明治の英語教育と、資格まで見据えた伸ばし方
少人数と外国人講師の会話授業で、使える英語を積む
明大明治の英語は、中学から少人数制の授業で進み、中2からは習熟度別の編成が組まれます。外国人講師による会話の授業も取り入れられ、「使える英語」を重ねられる環境です。数学と同じく、学力差がつきやすい科目として放課後に週1回の補習講座も設けられています。英語も中3の終わりには高1内容に入り、およそ1年ぶんの先取りで進みます。
ここで一つ、明大明治ならではの構造を押さえておきたいところです。英語の資格が、そのまま進路に効いてくるという点です。学校としても、英検は中学卒業までに準2級1次、高校卒業までに2級の取得を目標に掲げています。そして後で触れるとおり、明治大学への推薦を考えるときには、高校3年間の成績に加えて、英検やTOEICなどの資格の成績も資料に含まれます。つまり英語は、定期試験の評定を支えるだけでなく、資格という形でも進路の土台になる——だからこそ、早い段階から計画的に積み上げておく意味が大きい科目なのです。
英語でよくあるつまずき
- 会話やアウトプットには慣れても、文法・構文の精度が甘く、定期試験で取りこぼす
- 資格取得を「いつか」で先送りし、高校で範囲が広がってから慌てて対策に追われる
- 少人数・習熟度別だからこそ、範囲のつかみ方や優先順位づけが、ふだんの取り組み方で差がつきやすい
リープエンジンでのサポート(英語)
- 本文を「音読→構文→要約」で芯を作り、「話せる」を「書ける・解ける」につなげる
- 学校の進度に合わせて定期試験範囲を整理し、評定を取り切る設計に落とす
- 英検・TOEICなどの資格取得を、学年ごとの目標から逆算して計画的に組み込む
定期テストと、6年間を見通した学習設計
明大明治だからこそ、定期試験の評定が効いてくる
明大明治は3学期制で、平日は50分×6時限、朝は8時35分の登校が基本です。土曜日も50分×4時限の通常授業があり、6年間の学習量をしっかり確保する時間割になっています。高校では、高2までほとんどの科目を必修として十分な基礎学力を養い、高3で文理に分かれて多彩な選択科目を学ぶ編成へと移っていきます。学びの幅が広がるぶん、時間の使い方の設計が成績を左右します。
とくに大切なのは、定期試験の評定を安定させることです。学業成績は、明治大学への推薦を考えるときにも、他大学を併願受験するときにも、選択肢の幅に関わってきます。どちらの道を選ぶにしても、評定という土台は共通して効いてくる——ここが、6年間を見通すうえでの起点になります。
定期テスト2週間前からの進め方(一例)
- 数学:試験範囲を例題→基本→応用の順で、2週間前までに一周しておく
- 英語:本文理解を先に固め、文法・小テスト範囲を「満点設計」で仕上げる
- 全科目共通:提出物も含め、「いつ・何を出すか」を一覧化して抜け漏れをゼロにする
学びの幅のなかで、家庭学習を回す
土曜授業に加え、37ある部・班の活動、中3から高3の希望者が参加できる夏のカナダ・オーストラリア研修や春の豪州研修、大学の教員が直接教える高大連携講座など、明大明治は学びと経験の幅がとても広い学校です。こうした環境では、塾を「足し算」で増やすと家庭学習が回らなくなります。手が足りないところだけ通常授業(少人数のクラス授業)で確実にし、定期試験前にだけアベセ(ABC)で集中的に補強する——という配分のほうが、学校行事や部活を圧迫せずに現実的です。
明大明治の進路設計——在学中の進路の組み立て
これは、明大明治にお子さんが通われている(これから通われる)ご家庭に向けた、在学中の進路設計の話です。
進路の出方——系列大学への推薦と一般受験が、両方走る
明大明治では、卒業生のうち4年制大学へ進む生徒がほぼ全員を占め、そのなかで明治大学への推薦は9割を超えます。法・商・政治経済・文・理工・農・経営・情報コミュニケーション・国際日本・総合数理という各学部へ、推薦の道が開かれています。推薦は、高校3年間の成績(英検・TOEICなどの資格の成績も含みます)や、人物・適性・志望理由などをもとに決まります。数字の内訳よりも、「明治大学への推薦が太い本線として通っている」という構造を押さえておくのが大切です。
もうひとつ知っておきたいのは、明大明治には、明治大学への推薦権を保持したまま、国公立大学および一部の私立大学を併願受験できる制度がある、という点です。ただし、この制度の対象や扱いは年度や学部によって変わります。「推薦を残せるから安心して外も受けられる」と単純化せず、あくまで条件つきの選択肢として捉えておくのが現実的です。なお、こうした推薦の基準や制度の詳細は年度によって変わります。最新の内容は、学校配布資料や説明会、面談でご確認ください。
だから、こう設計します
進路の組み立ては、明治大学への推薦と他大学の併願受験という2つの方向を、はじめから片方に絞り込まず、両方を見据えながら考えていきます。ただし明大明治の場合、推薦が9割を超えるという事実からも分かるとおり、多くのご家庭にとっては内部進学が太い本線になります。
その本線を確かなものにするなら、まず大切なのは在学中の学業成績を安定させることです。日々の授業の理解を確実にし、希望する学部に届く評定を6年かけて崩さない設計が中心になります。英検・TOEICなどの資格も推薦資料に含まれるので、資格取得を計画的に進めておくことが、そのまま推薦の土台になります。定期試験で大きく崩しそうな時期だけ、苦手単元をスポットで埋めれば十分です。
そのうえで、国公立や一部の私立を併願で受けたいという気持ちが出てきた場合は、受験に向けた学力を積みつつ、推薦権を保持できる評定も保っておく——という、両方を見据えた組み立てが現実的です。いずれにせよ、中1・中2のうちから方向を1本に決め切る必要はありません。学校の授業についていけていれば、塾を急いで足す必要はないご家庭も多いです。推薦を本線に置くか、併願まで視野に入れるかは、定期試験の手応えと評定の付き方を見ながら、面談で少しずつ決めていけば十分です。リープエンジンは、その見極めを、ご家庭のペースに合わせていっしょに整理していきます。
明大明治の6年間を、進路にも学びにもつながる時間に
明大明治は、質実剛健と独立自治の精神のもと、検定外の教科書や土曜授業でしっかりと学習量を確保しながら、少人数の英語や高大連携講座、海外研修まで、幅広い学びを6年かけて積み上げられる一貫校です。そのうえで、明治大学への推薦という太い本線と、推薦権を保持したままの併願受験という道の、両方が見えた環境でもあります。だからこそ大切なのは、その選択肢の広さを活かしつつ、推薦の学部選択にも他大学の受験にも対応できる「学びの軸」を、早い段階で整えておくこと。その軸の中心にあるのが、日々の理解と、定期試験で崩さない評定、そして計画的に積み上げる英語の資格です。
リープエンジンでは、中高一貫校専門塾として、明大明治の学習設計(検定外教科書での先取り/少人数・習熟度別の英語と資格の目標/土曜も含めた学習量/高3での文理選択)を踏まえ、「いつ・何を・どのレベルまで仕上げるか」をご家庭と一緒に設計し、必要なところだけ外部の力も賢く使えるよう伴走します。