青山学院中等部・高等部

「進学」と「学び」を両立させる6年間の設計

青山学院中等部・高等部は、キリスト教を基盤に自主性を育てる共学校で、大学・大学院まで続く一貫教育のなかにあります。卒業生の多くが系列の青山学院大学へ進学する一方、他大学を受験する生徒も一定数います。中等部には、青山学院初等部から進んでくる生徒と、中学受験を経て入る生徒がともに在籍しています。

付属校の良さは、大学受験のためだけに6年間を費やさず、選択科目や第二外国語、海外研修といった幅広い学びを楽しめることにあります。

その一方で、保護者の方が早めに押さえておきたいのは、内部進学といっても、どの学部に進めるかは在学中の学業成績が関わってくる、ということ。日々の理解と評定を6年かけて崩さない「学びの軸」を持っておくことが、青山学院での学校生活を最大化する近道になります。

青山学院の数学と、少人数・習熟度別の活かし方

中2・中3の習熟度別少人数で、理解の差を広げない

青山学院の数学は、1クラス32名前後の少人数を基本に、中2・中3では習熟度別の授業が行われます。きめ細かく見てもらえる環境である一方、理解が追いつかない単元を放置すると、習熟度別だからこそ差が見えやすくなります。

付属校では、難関大の一般受験に向けた猛烈な先取りよりも、「いま習っている内容を確実に理解し、定期試験で評定を安定させること」が、その後の学部選択にそのまま効いてきます。

数学でよくあるつまずき

  • 少人数で当てられる機会が多いぶん、「分かったつもり」のまま進むと習熟度別クラスで足踏みしやすい
  • 受験の切迫感が薄いぶん、家庭での復習・解き直しの習慣が崩れやすい
  • 高校で科目選択の幅が広がると、数学への時間配分が曖昧になりやすい

リープエンジンでのサポート(数学)

  • 学校の進度に合わせ、「次の定期試験で評定につながる範囲」を優先して仕上げる
  • 例題→類題→まとめの型で「分かったつもり」を残さず、習熟度別クラスで崩れない土台を作る
  • 崩しそうな時期だけ、完全1対1のアベセ(ABC)で苦手単元をスポットで補強する

青山学院の英語教育と、付属校ならではの伸ばし方

全学年のネイティブ授業と、独自カリキュラム

青山学院の英語は、全学年でネイティブ教員による授業を取り入れ、独自の教材・カリキュラムで「使える英語」を重ねていく設計です。中学から「聞く・話す」に触れ、4技能をバランスよく育てていきます。

付属校では、英語を「受験のための科目」だけでなく「大学やその先で使う力」として伸ばせるのが強みです。一方で、定期試験では文法・読解・小テストの積み上げが評定に直結するため、ふだんの回し方が成績を左右します。

英語でよくあるつまずき

  • 会話・アウトプットには慣れても、文法・構文の精度が甘く、定期試験で取りこぼす
  • 独自教材は範囲がつかみにくく、テスト前の優先順位づけが難しい
  • 高校で選択科目が増えると、英語の学習リズムが不安定になりやすい

リープエンジンでのサポート(英語)

  • 本文を「音読→構文→要約」で芯を作り、「話せる」を「書ける・解ける」につなげる
  • 学校の独自教材に合わせて定期試験範囲を整理し、評定を取り切る設計に落とす
  • 英検など外部試験も見据え、語彙・文法・ライティングの優先順位を月ごとに整理する

定期テストと、6年間を見通した学習設計

付属校だからこそ、定期試験の評定が効いてくる

青山学院では、選択科目や第二外国語、海外研修など学びの幅が広いぶん、時間の使い方の設計が成績を左右します。とくに大切なのは、定期試験の評定を安定させること。学業成績は、その後の学部選択や進路の幅に関わってきます。

定期テスト2週間前からの進め方(一例)

  • 数学:習熟度別クラスの範囲を例題→基本→応用の順で、2週間前までに一周しておく
  • 英語:独自教材の本文理解を先に固め、文法・小テスト範囲を「満点設計」で仕上げる
  • 全科目共通:選択科目・提出物も含め、「いつ・何を出すか」を一覧化して抜け漏れをゼロにする

学びの幅のなかで、家庭学習を回す

学びの幅が広い学校では、塾を「足し算」で増やすと家庭学習が回らなくなります。手が足りないところだけ通常授業(少人数のクラス授業)で確実にし、定期試験前にだけアベセ(ABC)で集中的に補強する——という配分のほうが、選択科目や部活を圧迫せずに現実的です。

青山学院の進路設計——在学中の進路の組み立て

これは、青山学院にお子さんが通われているご家庭に向けた、在学中の進路設計の話です。

進路の出方と学部選択——評定が効いてくる仕組み

青山学院では、卒業生の多くが系列の青山学院大学へ内部進学します(推薦進学)。一方で一定数は他大学を受験し、難関私大の理工系や一部の医学部などには指定校推薦の枠もあります(枠や基準は年度で変わるため、最新は学校配布資料や面談でご確認ください)。

ここで知っておきたいのは、内部進学は学校生活の積み重ねが土台で、どの学部に進めるかは在学中の学業成績が関わってくるという点です。青山学院に通うこと自体が大学進学につながる一方で、「行きたい学部に届く成績を保てるか」が在学中のテーマになります。

だから、こう設計します

内部進学を考えるなら、まず大切なのは在学中の学業成績を安定させることです。日々の授業の理解を通常授業(少人数のクラス授業)で確実にし、希望学部に届く評定を6年かけて崩さない設計が本線になります。定期試験で大きく崩しそうな時期だけ、完全1対1のアベセ(ABC)で苦手単元をスポットで埋めれば十分です。

医歯薬や、系列の青山学院大学にない分野を強く志望する場合は、外部受験が前提になります。その場合は一般受験対策を本線に、指定校推薦(難関私大の理工系など)も保険として、評定を保ちながら準備する——という組み立てが考えられます。

いずれにせよ、中1・中2のうちから方向を1本に決め切る必要はありません。学校の授業についていけていれば、塾を急いで足す必要はないご家庭も多いです。どちらに軸足を置くかは、定期試験の手応えと評定の付き方を見ながら、面談で少しずつ決めていけば十分です。

ただ、どちらの道も開けているからこそ、ひとつ覚悟しておきたい現実があります。内部進学で進む生徒が多い学校で、あえて外部の一般受験を選ぶのは、いわば「いばらの道」です。まわりの多くが推薦で進むなかで、評定対策と受験勉強のどちらもそこそこに——となると、どっちつかずでどちらの結果も出ません。一般受験に軸足を移すと決めたなら、内部進学で進む友人とは勉強の考え方をはっきり切り替え、退路を断つくらいの覚悟で臨むことが要ります。リープエンジンは、その覚悟をどこで固めるか、固めたら何に集中して何をいったん手放すかまで含めて、いっしょに考えます。

青山学院の6年間を、進路にも学びにもつながる時間に

青山学院は、大学まで続く一貫教育のなかで、受験一色にならずに幅広い学びを楽しめる稀有な環境です。だからこそ大切なのは、その自由を活かしつつ、内部進学の学部選択や外部受験の選択肢を狭めない「学びの軸」を、早い段階で整えておくこと。

リープエンジンでは、中高一貫校専門塾として、青山学院の学習設計(少人数・習熟度別/ネイティブ英語/幅広い選択科目)を踏まえ、「いつ・何を・どのレベルまで仕上げるか」をご家庭と一緒に設計し、必要なところだけ外部の力も賢く使えるよう伴走します。

青山学院初等部に通うお子さんについては、小学5年生からの指導プログラムをご用意しています。初等部の学びを支えつつ、中等部進学後に求められる英語・数学の足元を2年かけて整えておく内容です。

文責:リープエンジン編集部 ・ 最終更新 2026-07-30