プログレス21
プログレス21を使う学校に通うお子さまの塾をお探しですか。リープエンジンは、中高一貫校に通う中学1年生から高校3年生だけを見る塾です。教室は品川駅高輪口から徒歩3分。
プログレス21とは
『PROGRESS IN ENGLISH 21(プログレス21)』は、中高一貫校を中心に使われている英語の教科書です。文部科学省の検定を受けていない、検定外の教科書で、発行・販売は株式会社エデックです。
もとになった『PROGRESS IN ENGLISH』は、イエズス会の神父ロバート・M・フリン先生が1964年に作った教材で、カトリック系の学校を中心に長く使われてきました。現在の「21」はその改訂版で、Book1 から Book5 までの5冊です。
中高一貫の進学校では、英語の教科書としてこのプログレス21か、ニュートレジャーを使う学校があります。どちらも検定教科書より難度が高く、検定教科書なら高校で学ぶ内容まで、早い学年で扱います。きちんと身につければ、大学受験の土台になる教科書です。
ただその一方で、進み方の速さ、扱う文章の長さ、対応する参考書の少なさから、授業だけでは消化しきれない生徒さんが一定数出るのも事実です。英語は積み上げの科目なので、消化不良を放置すると、読めない範囲が広がって自習が回らなくなる、という循環に入りやすい教科でもあります。
プログレス21のレベルと Book 構成
エデックの公式案内では、各 Book の内容は次のとおりです。
- Book1:神戸を舞台に、さまざまな国籍・年齢・職業の人物が登場する物語
- Book2:アメリカが舞台
- Book3:イギリスへの旅が舞台。中3から高1向けで、文法項目は45、単語は成句を含めて約1,560語。関係代名詞・分詞構文・関係副詞・間接話法・仮定法などを扱う
- Book4・Book5:Book1〜3で学んだ文法を体系的に整理・復習し、科学・評論・環境問題などの読み物を扱う
エデックの案内では、Book3 までで検定教科書の高校2年生レベルの文法を扱い、大学入試に必要な基礎文法項目を網羅し、3,000語以上の単語を身につけられるとされています。
1冊にかける期間は、1年から1年半が多いとされています。学校によって進め方は違い、中学の間に Book3 まで終える学校もあれば、Book3 を高校で使う学校もあります。お子さまの学校の進め方は、配られた教材で確かめてください。
プログレス21と検定教科書の違い
検定教科書との大きな違いは3つあります。
1つ目は、高校範囲に入る早さです。検定教科書は、中学と高校の6年間をかけ、重要な文法をくり返しながら学ぶよう作られています。中学で習ったことをよく飲み込めていなかったり忘れてしまったりしても、高校でもう一度学ぶことで身につけ直せる作りです。プログレス21は Book3 までで高校の基礎文法まで進みます。中学の間に Book3 を終える学校なら、中学生のうちに高校の文法に入ることになります。
2つ目は、1冊を通して一つの物語が進むことです。登場人物の生活や旅を追いながら、その中に文法と語彙が組み込まれています。話がつながっている分、読み物として面白く、前の課の内容が自然に復習になります。反面、途中で置いていかれると、次の課の英文がますます読めなくなります。
3つ目は、読み物の広がりです。Book4・5 では、科学・評論・環境問題などの文章を読みます。大学入試で出る種類の文章を、教科書の中で読むことになります。
プログレス21の採用校
プログレス21を使っている学校は、このページの下の「この教材を使っている学校」にまとめています。当サイトに学校別ガイドがある学校のうち、学校の公表資料や、塾・教育情報サイトなど公開されている情報から、使っていると判断した学校です。
使っている教材名を公表していない学校も多く、同じ学校でも学年によって違うことがあります。検定教科書と併用する学校、プログレス21だけで進める学校、高校から別の教材に切り替える学校があります。
プログレス21でつまずきやすい理由
いちばん大きいのは、公式には本文のガイドや日本語訳が販売されていないことです。検定教科書なら書店で教科書ガイドが買えますが、プログレス21では、わからない文法や構文は自分で調べることが求められます。高校で習う文法が早い学年で出てくるので、中学生でも高校生向けの文法参考書を引くことになります。
演習用の教材は、公式に WORKBOOK(Book1〜5)、SELF-STUDY(Book1〜3・上下巻)、WORD WORKOUT(Book1〜3)、音声アプリがあります。つまり、問題そのものが足りないわけではありません。足りないのは「なぜそうなるか」の解説です。ここを埋められないまま進むと、英文の丸暗記と WORKBOOK の答えの丸暗記で定期試験をやり過ごす勉強に陥りがちです。
そのような勉強法に陥った生徒さんは、いざ初めて見る英文を前にすると、意味が取れずに問題が解けない、ということが起こります。密度の濃い教材である半面、こうして消化不良を起こしている生徒さんがいるのです。
そして、教える側にも高いスキルが求められます。難しい単語を生徒の状況に合わせて言い換える、重要な文法を見定めてくり返し演習させるといった工夫に加えて、高校から大学受験学年への接続まで見通せる、難関大受験指導の知識が欠かせません。検定教科書のペースを前提にした一般的な補習指導では、プログレス21の進度と密度には対応できません。逆に、学校の授業と切り離した独自カリキュラムで進める英語専門塾では、学校の定期テストや評定には結びつきにくいという現状があります。教材そのものを教え切れる指導と、学校の進度に沿った設計。この両方が揃ってはじめて、プログレス21は大学受験に向けた武器になります。
プログレス21の勉強法と定期テスト対策
プログレス21を使いこなす鍵は、理解の状況に合ったレベルの解説と、日々の具体的な学習の指示、そして段階的な「演習」にあります。ふだんの勉強では、次の点を押さえてください。
- 本文は丸暗記で済ませず、1文ずつ、意味と構造(どれが主語と動詞で、どの語句がどこにかかるか)を説明できる状態にする
- わからない文法・構文は、ためこまずに調べて解決する。中学生でも、高校生向けの文法参考書を1冊手元に置く
- WORKBOOK や SELF-STUDY は、答えを覚えるのではなく、なぜその答えになるのかを言えるまで取り組む
- 物語が続く教材なので、前の課に戻って読み直す時間を、週に1回は取る
定期テストも、この延長で考えます。学校のカリキュラム上、英語に割ける時間は限られているので、学校の授業だけでプログレス21を使いこなすのは簡単ではありません。配られた WORKBOOK やプリントをどう回し、どこを市販の教材で補うかという演習の設計そのものが、習熟を大きく左右します。
外部検定を一つの区切りに使うのも有効です。今の到達度を確認でき、努力が形になって見えることが、次の学習への自信につながります。
プログレス21でつまずいたときの立て直し方
プログレス21で消化不良が起きること自体は、特別なことではありません。これだけ密度の高い教材を、限られた授業時間の中で、解説書もないまま進めるのですから、多くの場合それは本人の姿勢や能力の問題ではなく、教材の負荷と、土台の積み上がり方の問題です。
予習が追いつかなくなってきた、意味を追えないまま丸暗記でしのぎ始めた。そうした兆しの段階で手を打ち、つまずいた課まで戻って短期で固め直せば、遅れは取り返せます。物語が続く教材なので、戻る地点は見つけやすいはずです。大学受験までの時間で考えれば、早く気づくほど楽になります。
リープエンジンのプログレス21指導(品川・高輪)
リープエンジン(教室は品川駅高輪口から徒歩3分)では、プログレス21を使う中高一貫校の塾生を、少人数のクラス授業と、入塾直後の1対1の相談学習で指導しています。
通っている学校の進度と定期テストに合わせて、どこでつまずいているかを見きわめ、演習を組み立てます。数多くの演習を基本の軸に、学校の定期テストから大学受験までを一本の線で見据えた指導が基本です。
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