立教女学院中学校・高等学校
立教女学院という立ち位置と、久我山の6年間
立教女学院中学校・高等学校は、杉並区久我山、三鷹台駅からすぐの場所にある女子の中高一貫校です。1学年約200名という落ち着いた規模のなかで、キリスト教精神にもとづく歴史ある女子教育を6年間ひとつづきに営んでいます。朝の礼拝や週1時間の聖書、現代社会の課題と向き合う「土曜集会」など、学びと人格の育ちを一体で考える校風が特徴です。
ここでひとつ押さえておきたいのが、立教大学との関係です。立教女学院は立教大学の系属校で、学校法人としては立教大学とは別の法人にあたります。系列大学への推薦の道が開かれている一方で、同一法人の付属校とはやや性格が異なる、という点は最初に知っておくと後の進路の話が理解しやすくなります。併設の高校へはおよそ96%が進み、併設の立教女学院小学校からの内部進学生も約3割いて、中学受験を経て入学する生徒と一緒に学年を作っています。多くの生徒が、この久我山の環境で6年間を過ごすことになります。
学校生活は2学期制で、平日は50分×6時限(木曜は7時限)、8時登校の週5日制に、年10回程度の土曜集会が加わります。完全中高一貫の課程で、専科の教師が中学・高校の両方の授業を担当し、6年間を見すえて指導する体制が組まれています。そのうえで早めにお伝えしておきたいのは、立教女学院に通うこと自体が、卒業後の進路を一本に決めるわけではない、という点です。立教大学への推薦で進む生徒が6割前後いる一方で、残りの生徒は国公立や他大学へ進みます。この「両方が開かれている」ことが、立教女学院の進路の立ち位置です。だからこそ、日々の理解と評定を6年かけて崩さない「学びの軸」を持っておくことが、どちらの道に進むにしても効いてきます。
立教女学院の数学と、理解を積み残さない土台づくり
6年間を見すえた指導のなかで、理解の差を放置しない
立教女学院では、専科の教師が中学・高校の両方を担当し、6年間の積み上がりを見すえて授業を進めます。中学の主要教科では先取り学習が取り入れられ、中3の終わりごろには数学も高1内容に入っていきます。完全中高一貫の課程では、中学の内容と高校の内容がひとつながりに積み上がっていくため、一つの単元でつまずくと、その先の理解にまで影を落としやすいのが数学という科目の性質です。
大切なのは、猛烈な先取りで学校のさらに先へ急ぐことよりも、まず「いま習っている内容を確実に理解し、定期試験で評定を安定させること」です。立教女学院では、この評定が後の進路の幅にそのまま関わってきます。理解の質をていねいに保つことが、そのまま進路の選択肢を広げることにつながる——ここが土台になります。
数学でよくあるつまずき
- 単元どうしのつながりが強いぶん、前の範囲が曖昧なまま進むと、後の単元でまとめて足踏みしやすい
- 中3の終わりごろには高1内容に入るため、進度をゆるやかだと思い込んでいると、思わぬ範囲まで進んでいることがある
- 受験の切迫感が薄いぶん、家庭での復習・解き直しの習慣が崩れやすい
リープエンジンでのサポート(数学)
- 学校の進度に合わせ、「次の定期試験で評定につながる範囲」を優先して仕上げる
- 例題→類題→まとめの型で「分かったつもり」を残さず、次の単元で崩れない土台を作る
- 崩しそうな時期だけ、完全1対1のアベセ(ABC)で苦手単元をスポットで補強する
立教女学院の英語・言語教育と、独自カリキュラムでの伸ばし方
独自カリキュラムの英語と、早くから始まる言語の土台
立教女学院は、言葉の土台づくりを早い段階から重んじる学校です。国語では中1から古典に親しみ、社会では総合学習であるARE学習とのクロスカリキュラムを組むなど、教科をまたいで言葉と思考を育てる設計になっています。
英語は外国人講師による授業を取り入れ、中1から高3まで少人数制・習熟度別で進みます。独自カリキュラムで組まれており、長期休業中には物語を1冊読ませるなど、実際に言葉を使って読み込む機会が多いのが特徴です。英語は独自カリキュラムのペースで進むため、市販の一般的な進度感とはリズムが異なります。「使える英語」を重ねられるのは大きな強みですが、定期試験では文法・読解・小テストの積み上げがそのまま評定に直結するため、ふだんの回し方が成績を左右します。
英語でよくあるつまずき
- 会話やアウトプットには慣れても、文法・構文の精度が甘く、定期試験で取りこぼす
- 独自カリキュラムのため、市販教材の進度と噛み合わず、範囲のつかみ方や優先順位づけで差がつきやすい
- 少人数・習熟度別だからこそ、ふだんの取り組み方の差が、そのまま到達度の差になって表れやすい
リープエンジンでのサポート(英語)
- 本文を「音読→構文→要約」で芯を作り、「話せる」を「書ける・解ける」につなげる
- 独自カリキュラムの進度に合わせて定期試験範囲を整理し、評定を取り切る設計に落とす
- 他大学の受験も見据え、語彙・文法・構文の優先順位を月ごとに整理する
定期テストと、6年間を見通した学習設計
立教女学院だからこそ、定期試験の評定が効いてくる
立教女学院は2学期制で、平日は50分×6時限(木曜は7時限)を基本に、6年間を見すえた課程を積み上げていきます。高1は共通の履修で土台をそろえ、高2から3つのコースに分かれて、豊富な選択科目と補習・講習のなかで進路に応じた学びへ移っていきます。学びの幅が広がるぶん、時間の使い方の設計が成績を左右します。
とくに大切なのは、定期試験の評定を安定させることです。学業成績は、立教大学への推薦を考えるときにも、他大学を受験で目指すときにも、選択肢の幅に関わってきます。どちらの道を選ぶにしても、評定という土台は共通して効いてくる——ここが、6年間を見通すうえでの起点になります。
定期テスト2週間前からの進め方(一例)
- 数学:試験範囲を例題→基本→応用の順で、2週間前までに一周しておく
- 英語:本文理解を先に固め、文法・小テスト範囲を「満点設計」で仕上げる
- 全科目共通:提出物も含め、「いつ・何を出すか」を一覧化して抜け漏れをゼロにする
学びの幅のなかで、家庭学習を回す
礼拝や土曜集会、海外派遣や交換留学、約20ある部活動など、学びと経験の幅が広い学校では、塾を「足し算」で増やすと家庭学習が回らなくなります。手が足りないところだけ通常授業(少人数のクラス授業)で確実にし、定期試験前にだけアベセ(ABC)で集中的に補強する——という配分のほうが、学校行事や部活を圧迫せずに現実的です。
立教女学院の進路設計——在学中の進路の組み立て
これは、立教女学院にお子さんが通われている(これから通われる)ご家庭に向けた、在学中の進路設計の話です。立教女学院では、高2で選ぶコースが、そのまま進路の方向と深くつながっているのが大きな特徴です。
進路の出方——系列大学への推薦と一般受験が、両方走る
立教女学院では、卒業生のうち4年制大学へ進む生徒が9割を超え、そのなかで立教大学への推薦で進む生徒が例年6割前後います。法・社会・経済・文・理・観光・経営・現代心理・異文化コミュニケーションなど、幅広い学部への推薦の道が開かれています。一方で、残りの生徒は国公立や医歯薬理工系、早慶上智などの他大学へ進みます。数字の内訳よりも、「系列大学への推薦と他大学の受験が、どちらもはっきり走っている」という構造を押さえておくのが大切です。
もうひとつ、立教女学院で知っておきたいのが、高2で分かれる3つのコースです。文Ⅰコース(立教大学を除く文系への進学希望者)、文Ⅱコース(立教大学への推薦・芸術系への進学希望者など)、理系コース(立教大学理学部への推薦・理系への進学希望者)の3つで、このコース選択が実質的に進路の分岐点になります。だからこそ、高2の選択に向けて、高1のうちに「自分がどの方向に軸足を置きたいか」を少しずつ見きわめておくことが効いてきます。なお、推薦の基準や制度の詳細、指定校の枠などは年度によって変わります。最新の内容は、学校配布資料や説明会、面談でご確認ください。
だから、こう設計します
進路の組み立ては、系列大学への推薦と他大学の受験という2つの方向を、はじめから片方に絞り込まず、両方を見据えながら考えていきます。そのうえで、高2のコース選択という具体的な分岐に向けて、逆算して準備していくのが立教女学院らしい進め方です。
立教大学への推薦を本線に置くなら、まず大切なのは在学中の学業成績を安定させることです。推薦の土台になるのは、特別なテクニックではなく、日々の授業の理解と、定期試験で崩さない評定です。希望する学部に届く成績を6年かけて保つ設計が本線になり、大きく崩しそうな時期だけ苦手単元をスポットで埋めれば十分です。
他大学の受験が視野に入る場合は、受験に向けた学力を積みつつ、コース選択の前提になる評定も保っておく——という、両方を見据えた組み立てが現実的です。文Ⅰ・理系といったコースは進む方向によって学びの重心が変わるので、その手前で「どこに軸足を置くか」を段階的に決めていけると、コース選択でも迷いが少なくなります。
いずれにせよ、中1・中2のうちから方向を1本に決め切る必要はありません。学校の授業についていけていれば、塾を急いで足す必要はないご家庭も多いです。系列大学への推薦と他大学の受験のどちらに軸足を置くかは、高2のコース選択に向けて、定期試験の手応えと評定の付き方を見ながら、面談で少しずつ決めていけば十分です。リープエンジンは、その見極めを、ご家庭のペースに合わせていっしょに整理していきます。
立教女学院の6年間を、進路にも学びにもつながる時間に
立教女学院は、キリスト教精神にもとづく言語と人格の学びを、久我山の落ち着いた環境で6年かけて積み上げられる系属校です。そのうえで、立教大学への推薦と、他大学の受験という両方の道が開かれ、高2のコース選択でその方向をかたちにしていく、選択肢の広い環境でもあります。だからこそ大切なのは、その自由を活かしつつ、系列大学への推薦にも他大学の受験にも対応できる「学びの軸」を、早い段階で整えておくこと。その軸の中心にあるのが、日々の理解と、定期試験で崩さない評定です。
リープエンジンでは、中高一貫校専門塾として、立教女学院の学習設計(専科の教師による6年一貫の指導/独自カリキュラムの少人数・習熟度別英語/中1からの古典やARE学習といった言語・総合の学び/高2からの3コース制と豊富な選択科目)を踏まえ、「いつ・何を・どのレベルまで仕上げるか」をご家庭と一緒に設計し、必要なところだけ外部の力も賢く使えるよう伴走します。
立教女学院小学校の在校生については、小学5年生から入塾できます。小5・小6の2年間、小学校の学習を支えながら、中学以降の英語・数学へつながる基礎を先回りして育てておく中学準備の形です。