立教新座中学校・高等学校

立教新座という立ち位置と、新座の6年間

立教新座中学校・高等学校は、埼玉県新座市にある男子の中高一貫校です。志木駅からバス、あるいは徒歩でも通える立地で、埼玉県内はもちろん、都内広域から通う生徒も少なくありません。1学年およそ210名という規模のなかで、中学から高校まで6年間をひとつづきに過ごします。50m×9コースのプールや広いグラウンドなど、のびのびと学べる施設が整っているのも特色です。

まず押さえておきたいのは、立教新座が学校法人立教学院の一貫校である、という立ち位置です。ここでよく混同されるのですが、豊島区にある立教池袋とは別の学校・別のキャンパスです。同じ法人のなかにありながら、立教新座は新座の地で独立して営まれています。自由な校風を大切にする伝統校であり、大学付属校でありながら他大学の受験にも実績がある——この「両方が開かれている」ことが、立教新座を語るうえでの起点になります。

もうひとつ、6年間の設計として知っておきたいのが、高校からの入学生と混ざって学ぶ点です。立教新座では、高校で高入生と一緒に総合クラスを編成します。中学からの生徒だけで完結せず、外から入ってきた仲間と混ざり合う——この環境は刺激になる一方で、6年間の学びの積み上げを、自分のペースで崩さず持っておくことの大切さも意味します。併設の高校へはおよそ93%が進み、大半の生徒がこの環境で6年間を過ごします。

その6年間を貫くのが、キリスト教に基づく人間教育です。「テーマを持って真理を探求する力」「共に生きる力」を掲げ、課題解決型の学び(PBL)を取り入れて、仲間と目標を達成していく力を育てます。だからこそ、日々の理解と評定を6年かけて崩さない「学びの軸」を持っておくことが、内部進学と他大学受験のどちらに進むにしても効いてきます。

立教新座の数学と、理解を積み残さない土台づくり

中高一貫の積み上げだからこそ、前の単元が効いてくる

立教新座は、中高一貫のメリットを生かし、大学の高度な学習にたえられる学力を養う課程を組んでいます。数学もその一つで、中3の終わりごろには高1の内容に入ります。およそ1年ぶんの先取りで進むイメージです。「付属校だから進度はゆるやか」と思い込んでいると、気づけば思わぬ範囲まで進んでいた、ということが起こりやすいのが、この学校の数学です。

数学は、単元どうしのつながりが強い科目です。一つの範囲が曖昧なまま進むと、その先の理解にまで影を落とします。受験の切迫感が薄いぶん、家庭での復習・解き直しの習慣が崩れやすく、それが定期試験の評定にそのまま表れます。難関大に向けた猛烈な先取りよりも、まず「いま習っている内容を確実に理解し、評定を安定させること」が、その後の進路の幅にそのまま効いてきます。

数学でよくあるつまずき

  • 単元のつながりが強いぶん、前の範囲が曖昧なまま進むと、後の単元でまとめて足踏みしやすい
  • 受験の切迫感が薄く、家庭での復習・解き直しの習慣が崩れやすい
  • 中3終わりごろには高1内容に入るため、進度をゆるやかだと思い込んでいると、想定より先へ進んでいることがある

リープエンジンでのサポート(数学)

  • 学校の進度に合わせ、「次の定期試験で評定につながる範囲」を優先して仕上げる
  • 例題→類題→まとめの型で「分かったつもり」を残さず、次の単元で崩れない土台を作る
  • 崩しそうな時期だけ、完全1対1のアベセ(ABC)で苦手単元をスポットで補強する

立教新座の英語・国語と、表現力を軸にした伸ばし方

「使える言葉」を育てる校風のなかで、評定にもつなげる

立教新座は、英語と国語という言語教育をとりわけ重んじる学校です。英語はネイティブスピーカーの指導で日常会話を身につけ、中3では自分の意見を発表できるレベルまで引き上げていきます。国語は的確な日本語を使う力の養成をめざし、作文や小論文を通して論理的に考える力も育てます。「話せる」「書ける」という表現力を軸にした学びが、この学校の英語・国語の芯です。

英語も、中3の終わりごろには高1の内容に入ります。会話やアウトプットに慣れていくのは大きな強みですが、定期試験では文法・読解・小テストの積み上げが評定に直結します。「話せる」ことと「試験で取り切る」ことは別の力なので、ふだんの回し方が成績を左右します。国語も同じで、作文や小論文で鍛えた表現力を、定期試験の答案の形にきちんと落とし込めるかが分かれ目になります。

英語・国語でよくあるつまずき

  • 会話やアウトプットには慣れても、文法・構文の精度が甘く、定期試験で取りこぼす
  • 作文・小論文で鍛えた表現力が、定期試験の答案の書き方に結びつかない
  • 表現重視の学びに慣れると、範囲のつかみ方や優先順位づけが、ふだんの取り組み方で差がつきやすい

リープエンジンでのサポート(英語・国語)

  • 本文を「音読→構文→要約」で芯を作り、「話せる」を「書ける・解ける」につなげる
  • 学校の進度に合わせて定期試験範囲を整理し、評定を取り切る設計に落とす
  • 一般受験も見据え、語彙・文法・構文の優先順位を月ごとに整理する

定期テストと、6年間を見通した学習設計

立教新座だからこそ、定期試験の評定が効いてくる

立教新座は3学期制で、平日は50分×6時限(木曜は5時限)、8:30登校・18:00下校を基本に、6年間を積み上げていきます。高校では高入生との総合クラスとなり、科目選択制も導入されて、大学進学後を見据えた分野を重点的に学ぶ編成へ移っていきます。高3の自由選択科目には物理実験・ロシア語・環境生態学などもあり、学びの幅が大きく広がります。そのぶん、時間の使い方の設計が成績を左右します。

とくに大切なのは、定期試験の評定を安定させることです。高校3年間の学業成績は、立教大学への推薦を考えるときにも、他大学を一般受験で目指すときにも、選択肢の幅に関わってきます。どちらの道を選ぶにしても、評定という土台は共通して効いてくる——ここが、6年間を見通すうえでの起点になります。

定期テスト2週間前からの進め方(一例)

  • 数学:試験範囲を例題→基本→応用の順で、2週間前までに一周しておく
  • 英語:本文理解を先に固め、文法・小テスト範囲を「満点設計」で仕上げる
  • 全科目共通:提出物も含め、「いつ・何を出すか」を一覧化して抜け漏れをゼロにする

学びの幅のなかで、家庭学習を回す

中3夏の米キャンプや英サマースクール、豪短期留学、そして加入率およそ95%という活発な部活動——学びと経験の幅が広い学校では、塾を「足し算」で増やすと家庭学習が回らなくなります。手が足りないところだけ通常授業(少人数のクラス授業)で確実にし、定期試験前にだけアベセ(ABC)で集中的に補強する——という配分のほうが、学校行事や部活を圧迫せずに現実的です。

立教新座の進路設計——在学中の進路の組み立て

これは、立教新座にお子さんが通われている(これから通われる)ご家庭に向けた、在学中の進路設計の話です。

進路の出方——系列大学への推薦と一般受験が、両方走る

立教新座では、卒業生のうち4年制大学へ進む生徒が9割を超えます。そのなかで、立教大学への推薦で進む生徒がおよそ8割前後を占め、文・法・経済・経営・社会・理・観光・コミュニティ福祉・現代心理・異文化コミュニケーションなど、幅広い学部へ進んでいきます。立教大学への推薦は、高校3年間の学業成績など一定の条件を満たした生徒が対象になります。数字の内訳よりも、「立教大学への推薦と他大学受験が、どちらもはっきり走っている」という構造を押さえておくのが大切です。

そして立教新座の進路設計を考えるうえで軸になるのが、他大学進学クラスという制度です。高2から1クラスおよそ40名の規模で、他大学の受験に向けたクラスが設けられます。他大学へは、東京大学をふくむ国公立や早慶などへの合格実績もあります。さらに知っておきたいのは、この他大学進学クラスの生徒は、11月下旬までに申請すれば立教大学への推薦権の取り下げができる、という点です。つまり、推薦と他大学受験という2つの制度が、はっきり並立して用意されているわけです。ただし、こうした推薦の基準や制度の詳細、申請の扱いは年度によって変わります。最新の内容は、学校配布資料や説明会、面談でご確認ください。

だから、こう設計します

進路の組み立ては、立教大学への推薦と他大学受験という2つの方向を、はじめから片方に絞り込まず、両方を見据えながら考えていきます。

推薦を本線に置くなら、まず大切なのは高校3年間の学業成績を安定させることです。日々の授業の理解を確実にし、希望する道に届く評定を6年かけて崩さない設計が本線になります。定期試験で大きく崩しそうな時期だけ、苦手単元をスポットで埋めれば十分です。

他大学の受験が視野に入る場合は、高2からの他大学進学クラスという制度を活かし、受験に向けた学力を積みつつ、推薦権を保持できる評定も保っておく——という、両方を見据えた組み立てが現実的です。推薦権の取り下げに期限があることも踏まえ、どこに軸足を置くかを、あらかじめ整理しておくと動きやすくなります。

いずれにせよ、中1・中2のうちから方向を1本に決め切る必要はありません。学校の授業についていけていれば、塾を急いで足す必要はないご家庭も多いです。推薦と他大学受験のどちらに軸足を置くかは、定期試験の手応えと評定の付き方を見ながら、他大学進学クラスへ進むかどうかの判断も含めて、面談で少しずつ決めていけば十分です。リープエンジンは、その見極めを、ご家庭のペースに合わせていっしょに整理していきます。

立教新座の6年間を、進路にも学びにもつながる時間に

立教新座は、自由な校風のなかで、英語と国語という言語教育を軸にした学びを、6年かけて積み上げられる一貫校です。そのうえで、立教大学への推薦と、他大学進学クラスからの一般受験という両方の道が開かれた、選択肢の広い環境でもあります。だからこそ大切なのは、その自由を活かしつつ、推薦の学部選択にも他大学受験にも対応できる「学びの軸」を、早い段階で整えておくこと。その軸の中心にあるのが、日々の理解と、定期試験で崩さない評定です。

リープエンジンでは、中高一貫校専門塾として、立教新座の学習設計(中3で高1内容に入る先取りの進度/表現力を重んじる英語・国語/高校からの総合クラスと科目選択制/高2からの他大学進学クラス)を踏まえ、「いつ・何を・どのレベルまで仕上げるか」をご家庭と一緒に設計し、必要なところだけ外部の力も賢く使えるよう伴走します。

文責:リープエンジン編集部 ・ 最終更新 2026-07-18