立教池袋中学校・高等学校
立教池袋という立ち位置と、西池袋の6年間
立教池袋中学校・高等学校は、豊島区西池袋にある男子の中高一貫校です。学校法人立教学院の一貫校のひとつで、キリスト教に基づく人格教育を土台に、「生き方にテーマのある人間になろう」という言葉を掲げています。週に1回の「聖書」の授業や礼拝の時間があり、点数だけでは測れない育ちの部分を大切にする校風です。
規模の面で早めに知っておきたいのは、1学年が約150名という少人数だということです。立教池袋は「徹底した少数主義で10年間を視野に入れた一貫連携教育」を掲げており、併設の立教小学校から進んでくる内部進学の生徒が約4割を占めます。中学から入る生徒にとっては、すでにこの環境で数年を過ごしてきた仲間と合流する形になりますが、少人数で顔の見える規模だからこそ、生徒一人ひとりを長い目で見てもらいやすい環境でもあります。併設の高等学校へはおよそ93%が進み、多くの生徒が6年間をこの場所で過ごします。
そのうえで押さえておきたいのは、立教池袋に通うこと自体が、卒業後の進路を一本に決めるわけではない、という点です。系列の立教大学への推薦という道が大きく開かれている一方で、他大学へ進む生徒も一定数います。系列大学への道が本線寄りにありながら、他大学の受験も視野に入れられる——この「両方が開かれている」ことが、立教池袋の立ち位置です。だからこそ、日々の理解と評価を6年かけて崩さない「学びの軸」を持っておくことが、どちらの道に進むにしても効いてきます。
立教池袋の数学と、認定制で崩れない土台づくり
立教池袋は3学期制で、平日は50分×6時限、朝は8:20登校、土曜日も50分×4時限の通常授業があります。ゆとりのある印象を持たれがちですが、学習の進度そのものはしっかりしており、中3の終わりごろには数学も高1の内容に入ります。およそ1年ぶんの先取りで進むと考えておくと、実際の速さとのズレが小さくなります。
ここで一番の起点になるのが、立教池袋の評価が「認定制」だという点です。定期試験の点だけで成績が決まるのではなく、小テスト・提出物・授業態度といった、ふだんの学習意欲まで含めた総合的な判断で評価が行われます。これは高校で単位制になってからも同じ考え方が続きます。数学のように単元どうしのつながりが強い科目では、この仕組みは「試験前だけ集中して詰め込む」型が通用しにくい、という構造を生みます。裏を返せば、日々の解き直しや提出物を丁寧に積み上げている生徒ほど、評価が安定しやすいということでもあります。
数学でよくあるつまずき
- 単元どうしのつながりが強いぶん、前の範囲が曖昧なまま進むと、後の単元でまとめて足踏みしやすい
- 認定制のため、試験の点は取れても提出物や小テストの取りこぼしが評価に響くことがある
- 中3の終わりごろには高1内容に入るため、進度がゆるやかだと思い込んでいると、思わぬ範囲まで進んでいることがある
リープエンジンでのサポート(数学)
- 学校の進度に合わせ、「次の定期試験で評価につながる範囲」を優先して仕上げる
- 例題→類題→まとめの型で「分かったつもり」を残さず、次の単元で崩れない土台を作る
- 崩しそうな時期だけ、完全1対1のアベセ(ABC)で苦手単元をスポットで補強する
立教池袋の英語教育と、「書く力」を軸にした伸ばし方
立教池袋は語学教育を重んじる学校です。なかでも英語は「すべての学習の基礎」と位置づけられ、とくに「書くこと」に力を入れているのが特色です。少人数制の授業で、中1から高3まで一貫して丁寧に見てもらえる環境が整えられ、「ほんものの英語」にふれることを大切にしています。加えて、補習をはじめ、英会話から時事問題までを扱う幅広い「選修教科」が用意されており、弱点の補強にも、興味に応じた発展学習にもあてられます。
英語も中3の終わりごろには高1の内容に入り、およそ1年ぶんの先取りで進みます。「書ける英語」を軸に積み上げられるのは大きな強みですが、定期試験では文法・読解・小テストの積み上げがそのまま評価に直結します。しかも認定制のもとでは、提出物や日々の取り組みも評価の一部です。ふだんの回し方が、そのまま成績を左右すると考えておくのが現実的です。
英語でよくあるつまずき
- 「書くこと」に力を入れる授業に慣れても、文法・構文の精度が甘いと、定期試験で取りこぼす
- 少人数だからこそ、範囲のつかみ方や優先順位づけが、ふだんの取り組み方で差がつきやすい
- 選修教科など学びの幅が広がると、英語の基礎練習のリズムが不安定になりやすい
リープエンジンでのサポート(英語)
- 本文を「音読→構文→要約」で芯を作り、「書ける」を「解ける」につなげる
- 学校の進度に合わせて定期試験範囲を整理し、評価を取り切る設計に落とす
- 一般受験も見据え、語彙・文法・構文の優先順位を月ごとに整理する
定期テストと、6年間を見通した学習設計
立教池袋の学習設計を考えるうえで、くり返し起点になるのが認定制です。前にも触れたとおり、成績は定期試験の点だけで決まるのではなく、小テスト・提出物・授業態度といった日々の学習意欲を含めた総合判断で付きます。この仕組みは、6年間の学習設計そのものに関わってきます。「試験2週間前だけ本気を出す」型では、日々の提出物や小テストの取りこぼしが積み重なり、思ったほど評価が伸びない——ということが起こりやすいのです。
だからこそ、立教池袋では「試験前の追い込み」よりも「日々をどう回すか」の設計が効いてきます。提出物の締め切りや小テストの範囲を早めに把握し、抜け漏れをゼロにしておくこと。この地味な部分が、認定制のもとでは評価に直結します。
定期テスト2週間前からの進め方(一例)
- 数学:試験範囲を例題→基本→応用の順で、2週間前までに一周しておく
- 英語:本文理解を先に固め、文法・小テスト範囲を「満点設計」で仕上げる
- 全科目共通:提出物も含め、「いつ・何を出すか」を一覧化して抜け漏れをゼロにする
学びの幅のなかで、家庭学習を回す
立教池袋は、運動部10・学芸部15という部活動が用意され、中学での加入率は100%です。アメリカキャンプやイギリス語学研修、オーストラリア短期留学、立教英国学院への1年留学制度(高1・2の希望者向け)など、海外での学びの機会も豊富です。こうした経験の幅が広い学校では、塾を「足し算」で増やすと家庭学習が回らなくなります。手が足りないところだけ通常授業(少人数のクラス授業)で確実にし、定期試験前にだけアベセ(ABC)で集中的に補強する——という配分のほうが、学校行事や部活を圧迫せずに現実的です。
立教池袋の進路設計——在学中の進路の組み立て
これは、立教池袋にお子さんが通われている(これから通われる)ご家庭に向けた、在学中の進路設計の話です。
進路の出方——系列大学への推薦と一般受験が、両方走る
立教池袋では、卒業生のうち4年制大学へ進む生徒がおよそ95%を占めます。そのなかで、系列の立教大学への推薦で進む生徒が8割台にのぼり、法・文・経済・社会・理・観光・経営・現代心理・異文化コミュニケーションなど、各学部へ道が開かれています。一方で、他大学へ進む生徒も一定数おり、指定校推薦の枠も複数の大学にあります。数字の内訳よりも、「系列大学への推薦が本線寄りにありつつ、他大学受験もはっきり走っている」という構造を押さえておくのが大切です。
ここで立教池袋らしいのは、推薦がどう決まるかです。立教大学への推薦は、3年間の学業成績に加え、高3で完成させる卒業研究論文や、自己推薦レポートなどを総合して行われます。つまり、直前の一発勝負ではなく、6年間の積み上げと、探究に取り組む姿勢そのものが評価の対象になります。認定制のもとで日々の学びを崩さないことが、そのまま進路の土台になる——ここが起点です。なお、こうした推薦の基準や扱いは年度によって変わることがあります。最新の内容は、学校配布資料や説明会、面談でご確認ください。
だから、こう設計します
進路の組み立ては、系列大学への内部進学と他大学受験という2つの方向を、はじめから片方に絞り込まず、両方を見据えながら考えていきます。
系列大学への推薦を本線に置くなら、まず大切なのは在学中の学業成績を安定させることです。認定制のもとでは、定期試験の点だけでなく、日々の提出物・小テスト・授業態度までが評価に含まれます。ここを6年かけて崩さない設計が本線になります。加えて、高3の卒業研究論文にきちんと向き合っておくことも、推薦を考えるうえで効いてきます。定期試験で大きく崩しそうな時期だけ、苦手単元をスポットで埋めれば十分です。
他大学の受験が視野に入る場合は、受験に向けた学力を積みつつ、推薦に必要な評価も保っておく——という、両方を見据えた組み立てが現実的です。認定制だからこそ「試験前だけ頑張る」型は通用しにくいので、日々の学びを安定させておくことが、どちらの道に進むにしても効いてきます。
いずれにせよ、中1・中2のうちから方向を1本に決め切る必要はありません。学校の授業についていけていれば、塾を急いで足す必要はないご家庭も多いです。系列大学への推薦と他大学受験のどちらに軸足を置くかは、日々の理解の手応えと評価の付き方を見ながら、面談で少しずつ決めていけば十分です。リープエンジンは、その見極めを、ご家庭のペースに合わせていっしょに整理していきます。
立教池袋の6年間を、進路にも学びにもつながる時間に
立教池袋は、キリスト教に基づく人格教育を土台に、少数主義のもとで一人ひとりを長く見守る一貫校です。語学を軸にした「書く力」の教育や、大学教員による特別講義・大学講座の受講制度、高3の卒業研究論文など、大学での学びへ自然につながる仕掛けが用意されています。そのうえで、系列の立教大学への推薦と、他大学の受験という両方の道が開かれた環境でもあります。
だからこそ大切なのは、その自由を活かしつつ、系列大学への推薦にも他大学受験にも対応できる「学びの軸」を、早い段階で整えておくこと。その軸の中心にあるのが、認定制のもとで崩さない日々の理解と評価、そして探究に向き合う姿勢です。
リープエンジンでは、中高一貫校専門塾として、立教池袋の学習設計(認定制の評価/中1から高3まで続く少人数の英語と「書くこと」の重視/約1年の先取り/選修教科や卒業研究論文といった幅広い学び)を踏まえ、「いつ・何を・どのレベルまで仕上げるか」をご家庭と一緒に設計し、必要なところだけ外部の力も賢く使えるよう伴走します。
なお、立教小学校からの進学を控えたお子さんは、小学5年生からお預かりしています。認定制の中学生活が始まる前に、小学校の学習を軸にしつつ、英語・数学の受け皿を2年間で用意しておく準備プログラムです。