中期・後期試験に向けた心構え

前期試験お疲れ様でした。試験の出来はいかがでしたか?

これで受験が全て終了という人は,結果発表までリラックスして待つのみ。
ただ,中期,後期試験に向けて勉強の続く人はまだまだやるべきことがありますね。

この後受験が続く人にとって大切なのは「モチベーションの維持」。
3月に入り,長期戦になってくるとどうしても気持ちが乗らない部分も出てくるでしょう。これから心がけるべきは,「勉強する時間とそうでない時間をしっかり分けること」です。

後期は前期に比べ科目数が減ることが多く,小論文などの思考型の試験が増えてきます。10時間勉強したからできるようになる,というようなものではありません。
ですから,一日のなかでこの時間は勉強に集中するという時間帯を決め,その中でしっかり勉強するようにしましょう。
そうすると気持ちも楽になり,身になる勉強を進めることができます。

長期戦はなかなかに孤独で,辛いところとは思いますが,仲間もそれぞれがんばっています。むしろ「あと少しで受験勉強期間が終わっちゃう,寂しい!」という考え方もできますよ。

まだ完全燃焼しきっていないと感じる人は,ここからが燃えどころです。もうひと踏ん張り!!

国公立大学前期試験を受験する受験生へ

いよいよあと2日で国公立大学の前期試験。勉強の調子はどうですか?
明日あたりから試験会場へ移動する人は道中気をつけてください。

センター試験後はこれまで,みっちり記述系の演習をしてきましたね。
今日と明日で,今まで解いた問題で気になるものだけピックアップしてもう一度解いておきましょう。
試験では勉強したこと,普段から心がけていることしかできないのです。だから勉強したことを定着させることが直前期に一番必要なことですし最強の対策になります。あれもこれも手を出したくなりますがグッとこらえて,この1ヶ月を振り返って勉強を進めてください。

23日現在,25日は全国的に雨のようです。寒さで体調を崩さないよう暖かくして試験に向かってくださいね。では頑張って!!

<新高3>3学期からの英語の勉強法!文法と解釈

新高3生の英語学習,今回は文法と解釈についてまとめます。

文法といっても,たとえばセンター試験では主に「語法」といって名詞や形容詞などに関する知識問題のほうが多いので,驚異的に得点になるというわけではないのですが,英語の勉強を効率良く進めていく上で必要な勉強です。
具体的には高1,2生の頃使った文法のテキストと問題集をざっくり解き直していけば十分。入試問題を解く上で必要な知識が全て入っているわけではないが,まず「何が基本的な知識・考え方なのか」を理解するためには大切なステップです。この基礎的な勉強は春休みの終わりまで,部活で忙しい人はゴールデンウィークまでに必ず済ませてください。

ここで注意したいのは,勉強しながら「なんか理解できない」「しっくりこない部分がたくさんある」という場合は中学英語が抜けている可能性があるということです。そういう人は春休み中に,中学英語をたどり直して知識の穴を埋めてください。英語は積み重ねの教科なので中学の内容が抜けていると問題なのですよ。ぜひここは徹底した基礎学習を心がけましょう。

文法の勉強がある程度終わってるという人は,当塾で使っている文法問題集で単元ごとに勉強を進めると同時に「解釈」の勉強もしていきましょう。これは全ての受験生に必要なことですが,文法や単語の勉強が進んでいないとなかなか手がつけられない部分があるので,現在文法や単語の基礎学習をきちんと済ませてから。

センター試験などではスピードが大事だと思うかもしれませんが,いきなり英文を流し読みして理解することはできません。最初は英文を分析的に読む練習が必要です。ここは,当塾でみっちり指導していきます。まずは目の前にあることを一つ一つ潰していきましょう。

<新高3>3学期からの英語の勉強法!まずは単語から

今回は授業でもお話ししている,高2の3学期に行う英語の具体的な学習内容をまとめます。

英語の受験勉強で必要なことは「バランス感覚」と言われます。ただ最初からスマートに勉強しようとするのはなかなか難しいですし,ベストな方法ではありません。大切なのは勉強の手順。食べ物に旬があるように勉強にも旬があると考えましょう。この時期は英語学習の基本中の基本である,単語と文法に絞り込むのがベスト。余裕のある人だけ解釈に手をつけるイメージです。

心がけて欲しいのは「とりあえず1冊を根気よく終わらせる」ということ。できるだけ長く続けることが大切なので,3月からゴールデンウィークくらいまでは粘って欲しいと思います。学習スタイルを身体に染み込ませるという意味でも必要な期間だと考えてください。

具体的な勉強方法は単純。見出し語の意味を1つ言えるようにすることを目標にしてください。ひとつの単語についてたくさんの意味が載っているとは思いますが,まずは1つ言えるようにすることが読解の勉強するときの突破口になります。

とにかく英語学習は語彙力が全てであるといっても過言ではありません。なかなか英語に手を出せていない人も,まずは単語から始めましょう。

次回は文法と解釈の勉強についてお話しします。

<新高3>何の勉強に時間を割くべき?

当ブログではこれから数回にわたり,高2の3学期からやっておくべき英語の勉強法をまとめていきます。

まず結論から言うと,高2の3学期から春休みにかけては英語に時間をかけるべき。なぜか。まず第一の理由として,「センターでも私大でも英語の試験は基本的に行われる」ということが挙げられます。そしてもうひとつ重要な理由は,試験科目は英語だけではないということ。

言っていることが矛盾しているようですが,こういうことです。
4月になれば,これまであまり手をつけていなかった国語や社会,理科などの科目にも本格的に参入していくことになりますよね。そうすると英語の時間はなかなかとれなくなります。

しかし,英語はなんだかんだいって覚えることも多いし,ただ覚えたからできるようになるものでもありません。だから3学期や春休みの間に「貯金」をしておくことが求められるのです。

現役で大学合格やセンターでの高得点を狙うなら,この春の学習が大きく結果を左右します。

 

<新高3以下>教科別の勉強法

今回は,教科別に注意したほうがよいことをまとめます。

大学入試の出題のシステムから考えて,「英語と国語」を1つのグループ,「数学,社会系,理科系科目」を1つのグループとします。
さて,何を基準にグループ分けしていると思いますか?
これは皆さんが普段学校で受けている定期テストや教科書学習が受験勉強に直接結びつきやすいか,そうでないか。

現役生が,学校の勉強と受験用の勉強を完全分離して勉強するのはなかなか大変ですし,効率も悪いですね。これまでの当塾での指導通り,普段のテスト勉強が使える科目はうまく利用するのがポイント。

まず英語と国語ですが,たとえば英文法や単語,国語なら古文文法などはそのまま知識として仕入れたものを使えます。ただ英語と国語の定期テストは読解系がメインで,「その学期で覚えたことや理解したことを使って解く」というものが多いはず。よって,学校の授業・テスト勉強とは別に,英語なら単語帳を進めたり,問題集で短文読解を行う,文法の復習をする,国語なら古文文法を極めるといった「分野別の勉強」をメインにするのがよいでしょう。

一方,数学や社会,理科系科目は学んだことがそのまま出題される問題と,それを応用する問題の2パターンと考えてください。
定期テストでは出題範囲もしっかり決まっていますから,そこまでの内容を極めるつもりで勉強していけば,自動的にその分野の知識や考え方が定着していくことになります。
こまめに進めておけば後で勉強が楽になりますから,3学期はまずは定期テストの範囲を極めること。
そして春休みにまとまった時間のあるときは,2年生までの定期テスト範囲を目安にして復習すると効率よく勉強できます。

このように,教科によって普段の勉強が利用できるもの,別枠として勉強したほうがよいものを分けて考えると効率がかな上がります。

<新高3へ>「受験生」になるには?その2

前回に続き,新高3生の3学期の過ごし方についてのお話です。

今回は勉強の習慣&体力づくりの方法について。

当塾生ならすでにある程度の勉強習慣はついているはずですが,ここで一度,初心に返って1週間のスケジュールを目に見える形にし,何が実行できて何が実行できないかを正確に把握してみましょう。毎日コンスタントに勉強する時間を確保できていますか?

実際に受験生本番の夏休みには,1日10~12時間くらいは勉強します。この時についていけなくならないように,この3学期のうちに勉強習慣を見直し,春休みは1日に8~10時間は自分で勉強できる体力をつけておきましょう。

まだ勉強習慣が確立できていないという人は,最初から10時間やろうとがんばっても結局続かないことが多いですから,最初は1日3時間から始めて,次の週は4時間,そして5時間というように徐々に増やしいてくのがよいと思います。

<新高3へ>「受験生」になるには?その1

2012年のセンター試験も終わり,受験生は後半戦を戦っています。そんな先輩たちを見て,現在高校2年生の塾生はいよいよ新高校3年生,つまり受験生としての意識を持ち始めた頃でしょう。

高3になってから本気を出せばいい??―-実際,それでは間に合いません。志望校合格へのカギは,実はこの「3学期と春休みの過ごし方」。当ブログでは今後数回にわたって,受験準備期間としての3学期と春休み過ごし方や注意点をまとめます。

高2の3学期がなぜ重要か? なぜなら「学校行事が少なく勉強に集中しやすい」から。
1,2学期に比べ3学期は,学校行事といえば卒業式くらいではないでしょうか。また部活で試合や大会がたてこむ時期でもないでしょう。つまり自分の時間をとりやすいということなのですね。
だからこの時期に,意識的に勉強する「習慣」と「体力」を作っておくのです。

勉強は1日2日ちょっとやっただけでできるようになるなら苦労しません。大切なのは勉強する習慣をもち,集中してその習慣を継続できる体力を養成することです。その体力づくりを,この3学期までに完了させましょう。

受験後半戦の確認事項

さまざまな声を聞き,皆さんに確認して欲しいことが出てきたのでブログ記事にします。
国立2次試験一本の人,様々な大学の入試が待ち構えている人,すでに第一志望の試験が終わって結果待ちの人,それぞれが自分に当てはまるところを参考にしてください。

□勉強スケジュール通りに進めていますか?

各々,講師と一緒に練った勉強スケジュールをしっかり基本に据えて取り組みましょう。
複数の大学を受験する人は,個々の大学の対策に追われ勉強が分散してしまいがち。
○日にどこの学校の過去問をやる,といったことを決めておかないと,何もかもが中途半端になりかねません。もちろん勉強の出来や進捗によって予定を変更することはありますが,それもスケジュールを基本とした上での判断です。
カレンダーや手帳,ノートなどを使い勉強のスケジュールを可視化して,合格ライン突破を目指しましょう。

□過去問を解くだけになっていないか?

赤本を1年分やると,達成感からかそれだけで一日を終えてしまう人もいるかもしれませんが,
「過去問を解く」だけが二次試験対策ではありません!
過去問はあくまで「問題傾向をつかむ」「弱点を把握する」ためのもので,言わば「何を勉強すればよいか決めるため」にやっているのです。
ですから,過去問演習に加えて「点を落としそうなところ」を徹底的に復習する必要があるのです。
当塾で繰り返し伝えてきたことですが,もう一度確認しましょう。

□不安や焦りで勉強量が落ちていないか?

不安や焦りで勉強が手につかないといった相談も多く受けています。
誰でも少しは不安があるもの。
ですが「不安」が直接の原因で試験に落ちた人はいません。直接の原因は「勉強不足」です。
ですから「不安」を理由に「勉強しない」のは本末転倒!

単純に,このように考えましょう。
「不安だけど,絶対に合格したいから勉強する」
勉強量は裏切りません。
とにかく机に張り付いていれば,そのうち集中できるようになります。

皆さんのがんばりは,我々にも伝わってきています。とにかく,ここが踏ん張りどころです。
合格を勝ち取れるよう,勉強時間は過去最長に!